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遼、深いラフに苦戦!出入り激しくイーブンパー

2010年10月01日 | Ryo log
<コカ・コーラ東海クラシック 初日>◇30日◇三好カントリー倶楽部(7,310ヤード・パー72)

 愛知県にある三好カントリー倶楽部を舞台に開幕した、国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の初日。ディフェンディングチャンピオンとして大会史上初の連覇に挑む石川遼は4バーディ・4ボギーとスコアを伸ばせずイーブンパーでフィニッシュ。昨年よりも伸びたラフに苦しみスコアを伸ばせず初日を終えた。

 石川は12番パー5でバーディを先行させると、15番パー5でもバーディを奪い快調にスコアを伸ばしていく。しかし、ここまで安定感をみせていたショットが突如乱れだす。

 17番でティショットを右に曲げると、ラフから放ったセカンドはキャリーでグリーンオーバー。「フライヤーでしたね。自分が思ったよりも芝が軽かった」奥からのアプローチも寄せきれず、このホールボギーとしてしまう。このフライヤーの感触が残ったまま迎えた18番では、今度はラフからのセカンドが右に出て池ポチャ。「ラフの重さに負けて飛びませんでした」フライヤーで飛びすぎた17番とはまったく逆の状況で、見た目よりも重いラフの抵抗に負けてつかまえきれなかったボールは力なく池に吸い込まれた。

 後半は3番でバーディを奪うと、5番パー3では8メートルをねじ込みバーディを奪取。息を吹き返したかに見えたが、直後の6番ではセカンドがグリーン手前バンカーのアゴに突き刺さるトラブルでボギー。7番パー5はバンカーから0番アイアンでグリーンを狙うも右に出て寄らず入らずボギーと最後まで波に乗れずホールアウト。「ボギーは難しいリカバリーを強いられる状況だった。そういう状況を作り出してしまったショットは修正しないといけないですね」フェアウェイに置きたいというプレッシャーからスイングは縮こまり、持ち前の飛距離はなりを潜め、勝負どころで安定感も欠いた。

 ホールアウト後は練習場に直行した石川だが、「後半は良くなってきたのでその確認です」と打った球は石川にしては少ない10球程度。良い感触を体にしみ込ませ、明日以降のラウンドに備えた。「残り54ホールかけて追いつくか、1番上に立つことを描いているので、明日首位との4打差を詰めていければ」初日はやや伸び悩んだが順位は上位の15位タイ。連覇への道のりはまだ始まったばかりだ。

【初日の順位】
1位T:宮本勝昌(-4)
1位T:谷口徹(-4)
3位:キラデク・アフィバーンラト(-3)
4位T:井戸木鴻樹(-2)
4位T:薗田峻輔(-2)
4位T:久保谷健一(-2)
7位T:丸山大輔(-1)他7名
15位T:石川遼(E)他9名

<ALBA.Net>


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