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石川遼、活躍へマスターズ“後遺症”を振り切れ

2009年04月25日 | Ryo log
 国内ツアー2戦目の「つるやオープン」(兵庫県山の原GC=6770ヤード、パー71)で、昨年11月の「レクサス選手権」以来、6試合ぶりに予選落ちを喫した石川遼(17)が、オーガスタ帰りのジレンマに陥っている。

 4連続バーディーで滑り出し、大勢のギャラリーを背に予選通過が見えた直後、「すごく緊張しちゃって。次から大事にいこうとして、守りに入ってしまった」。心の揺れがそのままショットに伝染。ドライバーが不安定になった。

 同組で回ったベテラン尾崎直道(52)の指摘は端的だ。

 「オーガスタ帰りというのがある。スコアをまとめるより、遼なりに米国で感じたものを出そうとしていたが、春は難しいんだ」

 スイングを改造して乗り込んだマスターズの経験は生かせず、「(好調だった)昨年後半はこれだけチェックすればというのがあったけど、今はたまにとんでもないスイングが出ている」ともどかしさを訴えた。

 それでも「去年の秋が100だとしたら、101にはなっているはず」とポジティブに言い聞かせる石川。“マスターズ後遺症”をどう克服するかが今後の活躍のカギとなりそうだ。
(夕刊フジ)

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