al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

Dicitencello vuie ナポリターナ

2011年06月10日 | 声楽
声楽を習い始めてからはイタリア歌曲やイタリアオペラのアリアが中心でした。5月の演奏会では日本歌曲を歌ったのですが、最近はもう少し軽い曲を歌いたくなりました。

2月にトスティの「理想のひと(Ideale)」を歌ったのですが、その甘い曲の魅力にすっかりヤラレちゃいました。トスティの歌曲はテノールを対象にしたラブソングが多いので、いつも重めのバリトンの曲ばかり歌っているのでとても新鮮だったんですね。オペラの世界でもバリトンは敵役や悪人の役が多くて、王子様とかイケメンはいつもテノール。なので、テノールの甘いラブソングには憧れがあるんですよ。

このIdealeは原調から2音下げてF-durで歌ったのですが、それでも色気のある甘い歌は色男になったみたいで、それはもう・・((爆))
僕が歌った映像はありませんが、こんな曲です。





いい気になって・・今度はナポリターナが歌いたくなりました。ナポリ民謡です。
その歌がコレ!

dicitencello vuie 彼女に告げて です。




かっこいいっしょ?(^^

近況報告

2011年06月10日 | 声楽
mixiをご覧の方には既知の事ですが、このブログで書いていた頃からのその後の経過をかい摘んでご報告しておきますね。

「第九」合唱を皮切りに合唱熱に冒され、下村先生主催の合唱団「郁の会」に在籍して5年目を迎えました。その間に歌った主な楽曲は、フォーレ:レクイエム、ヴィヴァルディ:グローリア、モーツアルト:レクイエム、そしてこの秋の演奏会ではベートーベン:ハ長調ミサ曲を歌います。ひょんなご縁で入団した合唱団ですが、素敵な仲間と音楽性豊かな指導者に恵まれて今日まで続いています。

一方では、本格的な声楽も始めました。入団当初、先生から「僕の欲しい声はその声ではありません!」とダメをもらったのをきっかけに、浜松の声楽家田代雅子先生の門下に入りました。入門して3年が経ちますが、当初は鼻っ柱をへし折られ、悪い癖を取るところから、呼吸法、息の作り方、身体の使い方と一から教えて頂きました。お陰さまで今では先生主催の演奏会でのソロの舞台も頂けるようになりました。

一昨年の「国民文化祭しずおか」の県民オペラ「蝶々夫人」の合唱団オーディションに合格し、合唱団ながら舞台の中央で蝶々さんやピンカートンと絡む役を頂きました。オペラが作られる舞台裏や著名なソリストや演出家との共演はとても刺激的で楽しいものでした。その時のご縁で浜松オペラ研究会の小さなオペラ(短縮版「ヘンゼルとグレーテル」)でお父さん役を頂き、初めてオペラのソロを経験しました。

昨年暮れの先生主催の演奏会ではメサイアのバスソロ「The trumpet shall sounds~」という大曲を歌わせていただき、引き続き今年5月の演奏会では日本歌曲「荒城の月」「木菟(みみずく)」を。

地元のフレンチレストランのバレンタイン・ディナーコンサートでは、二人の女声ソリストと共に、TostiのIdeale、VerdiのDi Provenza il mar il soul、レハールのメリー・ウィドウワルツを重唱で歌わせていただきました。

また、4月の浜松シティオペラ協会主催の演奏会「音楽はほほえむ2」では、ヴェルディ「椿姫」からジェルモンのアリア「プロヴァンスの海と陸」を歌う機会も頂きました。このご縁で浜松シティオペラ協会にも入れていただきました。

このように、合唱も続けながら、アマチュアのクラシック声楽家としての活動も増えてきました。気持ち的にはソロ活動に軸足が移りつつありますが、今後も合唱と独唱の両方を楽しみながら続けたいと思っています。

合唱団は在京なので演奏会場が東京、ソロは浜松と地域的には遠く離れますが、演奏会情報をブログでお知らせしますので是非お越しください。