チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

生命の危機を感じる瞬間。

2006-07-13 | チョッパー中継

今日はいろいろやって、なんだかんだで超疲れたので、
日課の晩御飯作りを放棄。

「えー、今日はゴハンなーんにもないんだぁ~」
帰るなり内線電話で言うおかん。

どっちが親だ。

というわけで、今日はカネキチのおすし。
おかんはすぐ出かけてしまい、妹と食べていると、
その瞬間は、私がネギトロの軍艦巻きを頬張った時に訪れた。

硬直する私。

姉の異変に気付く妹。

数秒の沈黙の後、ようやく開放された。

軍艦巻きのー
海苔がー
喉に張り付いてー

私の気管を完全に塞いだのでした。

ああ、死ぬかも、と久しぶりに思いました。
実際歳とったら、モチ喉に詰まらせて天に召される人いるもんね。
オソロシー 

先程「久しぶりに」と書いたのは、私の記憶にある限り1度、
生命の危機を感じる瞬間があったから。

あれはオーストラリア北部、ノーザンテリトリー州。
1人でカカドゥ国立公園のツアーに参加した時のこと。

泳いでいかないと、見られない滝があった。
皆、水着になって、泳げない人はビート板やライフジャケットを着て、川をサカノボル。

しかし時間帯が問題だった。
午前中。
午前中は川に日が当たらない。
川は熱帯にあるまじき冷たさだった。
しかも、泳ぎの得意な私は、ライフジャケットも何もない。

泳ぎ始めて5分後、
次第に手足の感覚は薄れ、雄大な景色も目に入らなくなる。
周りを見渡すと、みんな同様に必死、まるで遭難者の群れ。
船かなんかが海で沈没したかのような、悲劇?
だって何かほんのり意識も薄れてくる。

必死でたどり着いた滝などもうどーでもよくなって、ただ少ない日向でガチガチに震えていた。

そして帰りも泳ぎなのだ…。

ああ、私途中で死ぬかも…。

真剣に生命の危機を感じたのは、あれが生涯初だったと思う。

しかしなぜに楽しい筈のツアーで、死にかけにゃならんのだ。

川から上がった後は、バスまで続く道を素足で歩いた。

そこには、トゲトゲの小さな木の実が無数に落ちていたっけ…。

あ、でもカカドゥ国立公園は、とっても素敵ですよ。

こんなん読んだら誰も行かないか。

反省。