チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

10日ほど経ちましたが。

2021-10-11 | チョッパー
あ、オムツ替えないと、と思っては泣き、
ドッグフードコーナーを通りかかっては泣き、
チョッパーの為に買った未開封のままのおやつの山を見ては泣き、
家に置いたままのオムツ作りセットを見ては泣き、
チョッパーがいた部屋を見ては泣き、
写真を見ては泣き、
お散歩中の犬を見ては泣き、
夜、ベッドに入っては泣き、

しつこいくらいにボロボロと泣いております飼い主です。

突然押し寄せてくるので防ぎようがありません。

大好きだったんです。

10月2日(土)
もう2人がかりでしかご飯を食べさせることができなくなっていたので、
朝から妹と実家で待ち合わせ、お世話の予定でした。
それはここ数週間の、普通の光景でした。

この日は妹も弟も、子供たちの運動会で
妹は朝のお世話が終わったら、運動会に向かう予定でした。
私が離れにいる母に娘を預けて母屋に行こうとした時、
妹から電話がありました。
「チョッパーが息してない」
落ち着いて行動しよう、と思っていたものの
なぜか私は預けた娘をまた抱きあげて、
チョッパーのいる部屋へと向かいました。

同じ部屋で生活していた父、
この日は深夜2時頃にチョッパーにお水をあげて
そのまま部屋のソファーで寝てしまったそう。
妹が来た時には、父はまだソファーで寝ていました。
妹に起こされてようやく異変に気付き、
いつ死んでしまったのか、と父もうろたえていました。

おそるおそる触れてみると、
もう冷たくなっていました。
でも、下になっている方はまだほんのり暖かい。

目は開けたまま

でも、閉じさせる気になりませんでした。

かわいかったから。

苦しそうな顔には見えませんでした。
かわいい顔、と思いましたが、言葉にしたら涙が出てきそうで、
グッと堪え
オムツや床ずれのガーゼを取り除いてあげました。
先代犬のルックの時もそうでしたが
こういう時に動くのは私の役目でした。
私にはやらないといけないことが沢山ある。
めそめそ泣いてはいられないぞ、と奮起して
まずはお世話になった動物病院に電話しました。

受付のお姉さんに、チョッパーちゃん、どうされました?と聞かれ

「あの、今朝方、」と言いかけたらやっぱり声が震えてしまって、
必死で「すいません、あの、今朝方、死んでしまって」と絞り出しました。
えっ、とお姉さんの声が漏れ、今先生に代わりますね、と言われ
先生が電話口に出るまで、一生懸命落ち着こうと頑張りました。
「そっかー…」
「思ったより随分早かったな…」
「まぁ、やっぱり脳だったのかな、老齢だし、これ、という死因は特定できないけど…」
「チョッパーもよく頑張ったと思うよ」
はい、はい、ありがとうございます。
本当に長い間お世話になりました、と電話を切りました。

先生の見立ては的確だったな
先生が言った通り、
新しく届くガーゼは間に合わなかった。
使い切ったその日、チョッパーは死んでしまった。
今日は土曜日で、新しいガーゼは月曜日に届くことになっている。
そのガーゼ、どうしたらいいんだろう?
沢山作ったチョッパー専用のオムツはどうしたらいいんだろう?
開封していないオムツもまだあるし
それにあれこれ買ったフードやおやつに介護グッズ、
どうしたらいいんだろう??
と、ぼんやり考えました。

そしてルックの時もそうでしたが、
「ねえマリモ」の
”買ったばかりなのにごめんね
あまっちゃったね”
という犬の言葉や
”すべてをささげてもいいと思っていた、俺の犬”
という「またね、富士丸。」の穴澤さんの言葉が浮かんできて
誰もいなくなった、以前ずっとチョッパーと暮らしていた二階の部屋でわんわん泣きました。

穴澤さんは突然富士丸を失った
それに比べたら私は十分看られた。
時間があった。
良かったじゃん。
でもやっぱり悲しいなーーーー。

泣く泣く運動会に向かった妹と入れ替わりに、
弟が息子の運動会から帰ってきました。
あまり感情を表に出さないうちの弟
「チョッパーをきれいに洗ってあげたい」と言いました。
2人で浴室にチョッパーを運び、
とってあったいいシャンプーで丁寧に洗いました。
床ずれの傷が当たったらかわいそうだから、と下にタオルを敷き
顔にお湯がかかるとかわいそうだから、とかからないように気を付け
私よりずっと優しく洗っていました。
数日前に様子を見に来た時には、
「俺はもういいや、チョッパーが起きて生きているのを見られたから、これで」
と言って何度かなでて帰って行きました。
思えば、里親募集のサイトを見て、
「この犬がいい」とチョッパーを見つけたのは弟でした。

洗い終わって、タオルとドライヤーで丁寧に乾かして、
弟が「傷んでいくのはかわいそうだから」と
部屋を冷やし、保冷剤を身体に挟み、アルミシートでくるみました。
鼻とおしりには脱脂綿代わりのコットンを詰めました。
体液が漏れるのを防ぐためです。

チョッパーが生きている間は、近くに来るのが怖かったうちの娘。
動かなくなったチョッパーはガンガン触るのでちょっと困りました。
覚えたての言葉で、
みみー
めめー
はにゃー
ててー
と、ぐいぐい押すので、
申し訳ないけれど、ちょっと離れてもらいました(笑)

火葬車の手配を済ませ、
夕方からお葬式が始まりました。
セレモニー付きのコースにしたので、とても本格的なものになりました。

飼い主の代わりに天国への道中を守ってくれる守り刀に六文銭もありました。

式の途中、弟の5歳の長男がぐずぐず言い始めました。
「なんかもう、眠くなってきちゃった!!」と怒っています。
「もう、僕あっちで寝てくる!!」とバッと立ち上がり、
隣の部屋に走って行きました。
そして部屋からはわんわん泣く声が聞こえてきました。
生き物大好きな子なので、
色々思うところもあっただろうし
大人たちが泣いたりしてるし
雰囲気にも耐えられなかったんだろうな。
後から聞いたら、寂しくなって泣けてきた、と言っていました。
チョッパーの為に泣いてくれてありがとね、
とっても優しくて私はすごーく嬉しい、と言うと
また目から涙があふれてきていました。
生き物が、かわいがっていた動物が死ぬということ、
冷たくなるということ、燃やして残る骨のかたち。
忘れてしまうかもしれないけど、
大人たちが願うほどは心に残らないことかもしれないけど、
チョッパーは最期に、子供たちにいい社会見学をさせてくれたな、と。

敷地内で火葬をしてもらい、
終わってからお骨拾いもさせてもらいました。
沢山拾えました。

もう触れないんだと思いました。
もうあのテリアミックスの、
ふわふわとごわごわが混じった毛に触れないんだと思いました。
ふさふさで昔からおじいちゃん犬に間違われていた口回りの毛も。
見上げてくるあの瞳も見られないんだと思いました。
何もしなくて良くなった私は、これから一体何をすればいいのかと思いました。
娘が生まれるまで、私にはチョッパーだけだったので
娘を産むという選択をしなかったら、
本当はもっと一緒にいられたんじゃないか
寂しい思いをさせずにすんだんじゃないか
そう思いました。
思っても仕方のないことなんですけど。








全てが終わって、
1人でガランとしたチョッパーのいた部屋に行きました。
誰かが電気を付けたままにしていて、
マットにはチョッパーの毛が落ちていたし、
部屋にはチョッパーの匂いがしていました。
もういないんだ
もう二度と会えないんだと思って
ぽろぽろ涙がこぼれました。
頭がガンガンして鼻水がダラダラだったのですが、
ティッシュまでチョッパーの匂いがして
神様がいるなら、私の犬を返してくれないかな、と思いました。
とても大事にしていたので、私の宝物なので、
今すぐ返して欲しい、と思いました。








2日後、未だ途方に暮れる私達家族の元に、
チョッパーの兄弟犬の真くんの飼い主さんから素敵な贈り物が届きました。
「会いたかったよ」という題名の、かわいいフォトブックでした。
兄弟犬が、そして私たち飼い主家族が初めて会った日の、
若々しくて元気いっぱいのチョッパーと真くん、猫の空ちんがいました。
そしてチョッパーたちを施設から救い出してくれた
smile dogのトラママさんのお宅で再会した時の写真も。
優しくて思いやりあふれるメッセージの数々に、
感動して家族それぞれが持ち帰ってじっくり読みました。
本当に嬉しかったです。
そら×しんさん、本当に本当にありがとうございました。

どうやってお礼を伝えよう、と頭を悩ませていた矢先に、
空ちんがお星さまになってしまいました。
ショックで言葉が見つかりませんでした。

空ちんがお星さまになった一週間後
飼い主のそら×しんさんがブログに、
”ごく最近のことなのに
だいぶ前のことのような
不思議な感覚になっています。”
と書かれていましたが

とても良く分かります。

ついこの間のことなのに、
もう私は何か月もずっとこうしているような感覚です。

ルックを亡くした時の心にポッカリ空いた穴は、
今でもそのままなので
次に私の心の中には、チョッパーの穴が空いたのかな、と思います。
他の大切な物のどれでもその穴は埋められないので、
まぁしょうがないかな、と思います。

突然泣き出す私を見て、2歳の娘が
「まま、えーんえーん」
と言います。
作りかけのオムツを指さして、
「ぱー(チョッパー)の?」と聞きます。

チョッパーの部屋は、まだ何も片付けられません。
最期数か月を過ごした部屋の片隅はそのままで、
時々そこに寝転がってめそめそ泣いています。

寝たきりでもいいから、
チョッパー帰ってきてくれないかなぁ

元気な時にもっと散歩行けば良かったな
会社にもまた連れて行ってあげたかったな
もっと大好きなおやつあげれば良かったな
もっと一緒にいて嫌がられてももっとぎゅうぎゅうしたら良かったな

ルックの時に、
次にもし動物と暮らすなら、
絶対に後悔しないようにしようと思っていたのに
もうどうしたって結局後悔はすることが分かりました。

看取りたかったな
その時、そら×しんさんのように、
抱っこしていたかったな
どうしてあの日帰ってしまったんだろう
土日は泊まって一緒に寝ようと思っていたのに
一緒にいたかったな
ごめんね、ずーっと一緒って思ってたのにな

5歳の甥っ子が言いました

「ペットロスになっちゃうね」

ははは、と笑えました。
そうそう、何回経験しても、つらいんだこれが。

かわいいチョッパーの画像をいくつか。
飼い主バカですが、
とってもかわいい子だったので。




















































今。

2021-10-03 | チョッパー
コメントも返せず、
本当に情けない限りです。

日常のふとした時
あ、そろそろオムツ替えに行かないと、とか
今日はお水どうやって飲ませよう、とか
あれがなかったんだった、買いに行かないと、とか
今日は調子どうかなぁとか
浮かんでしまうのです。

そして、もういないんだった、と思うのです。

もう何もしなくていいんだ、と思って
どうしようもなく泣けてしまうんです。

何もしなくていいことの
とてつもない虚しさと空虚感と
どうしようもない寂しさに押しつぶされそうです。

まだ昨日の出来事なので仕方のないことなのですが、
平日ではなく土曜日になんて
なんて飼い主孝行なんだろうと思います。
平日だったら、仕事中に泣きそうで怖いです💧

少しずつ色々整理して
沢山泣きながら
しばらくはめそめそしていようと思います。

突然ボロボロと泣き出す私を見て、
2歳の娘が不思議そうに見上げてきます。

はー
つらいよーーー
と開き直ってます

チョッパーの兄弟犬の真くんのおうちでは、
猫の空ちんが頑張っています。

がんばれ
勝手だけど、もう少しだけ頑張って欲しい
空ちん、1日でも長く、
そら×しんさん達に
お世話をさせてあげてね

ありがとうございました。

2021-10-02 | チョッパー中継
今朝お世話をしに私と妹が来て
私が娘を母に預けている時
先に行った妹から電話がありました。

チョッパーが息してない

すぐかけつけると
私のかわいいかわいいチョッパーが
お星様になっていました

残る暖かさや硬直具合から
今朝早くだったかもしれない

一緒に寝ていた父も気付かないくらいひっそりと

安らかなお顔でした

動物病院の先生に電話した時、
ぶわーーーーっと涙が溢れて喋れなくなりました

どうしたらいいかわかりませんが

チョッパーを見守って下さった方々に
まずはお知らせを

看取れなかったことが心残りですが

私の全てでした

とりあえず、色々落ち着いたら
また書こうと思います

応援ありがとうございました😊

今、弟と久しぶりにチョッパーをシャンプーして
丁寧にブラッシングしています😊






とても怖いです。

2021-10-01 | チョッパー中継

もう完全な寝たきりになってしまったので
サークルも半分撤去しました。




スッキリ
お世話もしやすくなりました






通常でも息が荒くなってきました。

昨日の夜は様子がおかしくなり、
家族が集合しましたが
みんなが周りにいて満足したのか
すやすやと眠り始め
ホッとしました。







白目は充血しています

炎症を起こしていた口元は、
炎症を起こしていた部分がどこにいったのか
ごっそり欠損していました。


腰骨の床ずれはなんと治ってきました!
多分…💦


しかし食欲はなく
もうほんのわずかな量を口に押し込む形です
それも飲み込めなくなり
シリンジと流動食を買ってきたところです。


こんなに一気に弱っていくとは思わなかったです。
歩けなくなってきてからここまで、あっという間でした。


ホントに数日でした。


もう横にいて、話しかけたりなでたりすることしかできません。


不甲斐ないし
とても怖いです


誰かの参考になればと
腰骨の床ずれ、ひどい時と治ってきたところ?の画像
口元の炎症の画像は
下にのせておきます。 


ぬるま湯で傷口を洗い、
水分を拭き取り、
グラニュゲルというジェルを塗り
プラスモイストを当てて
上からメッシュパッドで皮膚というか毛というか、に貼り付け
補強の為にサージカルテープを上からまた貼り付けています。
あとは数時間おきに体位を変えたり
部分部分にクッションやタオルを挟んだり。

口元にはせめてもの潤滑剤にと、
白色ワセリンを塗っていました。


チョッパー
痛くない?
どんどん迫り来るその時に
手が震えます。