こないだ、おかんと妹とイオンに買い物に行った。
妹と服を見ていたら、おかんが消えた。
落ち着きのないうちのおかんは、ひととこにじっとしていられない。
まったくもって子供なのである。
やっと合流すると、
「ねぇおねえちゃん聞いてよ、お母さん、変な人に会っちゃった！」
と言う。
詳しく聞いてみると、
おかんが商品を見ていたら、後ろから押す人がいる。
変なの～と思っていると、隣にいた若い男がおかんのカバンに手を差し入れているではないか。
ビックリしてカバンを引き寄せると、
「あっ、自分のカバンと間違えちゃった、って言うんだよ～！」
えええ？
それってスリじゃん！
しかも後ろの奴もグルだよ！
つーかどこのどいつだそいつはよー！！！
私と妹は怒り心頭。
まぁ無防備だったおかんも悪いし、幸い何も盗られなかったけど。
「そんでどーしたのそいつら」と聞くと、
「どっか行っちゃった」。
しかし、確かに１人でそんな場面に遭遇したら、強気にはなかなかでれないだろうな、特にうちのおかんは。
逆に刺されたりしなくてヨカッタよ。
おかんは、不思議そうな顔をして、
「あーホントに変な人だったなー」
…。
呑気だね、あなた…。
「おサイフ見えてたのがいけないのかと思ってね、
ほら、お母さんおサイフの上にハンカチ乗せることにしたの！」
イエー
得意気だね、あなた…。
私のハハオヤとは思えないメルヘンさだ。
見事だ。
しっかし、いるんだねーそういう奴！
あったまくる。
そんなバカボンな奴らにお金稼がせないように、
貴重品の管理はしっかりやらんといかんね！
日本も治安悪くなったなーやだなー。
ていうか、なんか悲しくなった。
情けないというか。
昔、彼氏や弟が、
「ヤンキーにかつあげされた…」
というのを聞いて、はらわたが煮えくり返ったのと似てる。
だから未だに、テレビとかでかつあげのシーンが出てくると、
猛烈に腹が立つ。
そしてやっぱり、人間皆身内がかわいいのだと思う。
もしも何か願いが叶うなら、タバコのポイ捨てした人間や、私の大事な人達からお金をとった人間を片っ端から成敗したるー、まったくもう！
ああ、思い出したらまたムカムカしてきた。
ちなみに岡崎のイオン。
若い男２人組。
これからは、おかんから目を離さないようにします。
反省事項。
あと、ちゃんとサイフの上にハンカチ乗せてるか、調べます。