あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

自己流民間療法

2007-07-15 13:10:11 | Weblog
7月15日

今日は白血球がのことがあり、家で過ごしている。

台風だし、出かける用事もないのでちょうどよかったかも。

病院では風邪をひきやすいので注意するように言われたが、今朝からちょっと膀胱炎の兆しがある。

以前から、時々疲労が溜まるとヤバイ感じがあるのだが、何とか薬なしで乗り切ってきた。

今日は疲労もそれ程溜まっているとは思えないし、かといって不潔することも考えられないので、やはり
正常な時は違い、抵抗力が無くなっているのかもしれない。

今回は、以前別の医院でもらったクラビット錠をすぐに飲んだ。

予兆があった際に、私は自分で考えた民間療法?を実行することがある。

笑ってしまうやり方だが、意外と効き目がある。

それはドライヤーで患部を温めることである。

もちろん火傷をしないように、下着の上から用心しながらだが。

今日は冷やさないように、暖かい食事にすることにしよう。


白血球って何だ!

2007-07-13 23:03:55 | Weblog
7月13日

今日は白血球の値が一番低くなっている日だ。

一回目ほど体調は悪くない。

しかし、検査をしたら、6000あった値が1100に下がっていた。

好中球(白血球の種類)の値が280になっている。

500はないとまずいらしい。

ちょっとショックだった。

今日はN先生が不在なので、美人の女医さんが診てくれた。

白血球を増やす注射をしても、骨髄にガンバレ、ガンバレと言う?だけだそうだ。

元々の製造工場自体の作る能力が弱っているので、たとえ注射をしても、すぐ下がってしまうそうだ。

解りやすい易い説明だ。

「すぐ風邪をひきます」

「すぐ」を強調していた。

先生は席を立つと、マスクを持ってきた。

「風邪薬と、熱が出やすいので抗生物質をだします」

ただ、今が一番低いので、これ以上下がることはないそうだ。

来週までに白血球がどのくらい増えるかで、3回目の抗がん剤をするかどうかを決まる。

「すぐ風邪をひきます」の暗示がかかったのと、マスクをして帰ったので、なんだか急に弱った気分に陥りそうだった。

白血球って何だ!

帰ってからネットで調べて見た。

  私たちの身体を病などの感染から守ってくれるのが白血球。

  体内の細菌やウィルス、ガン細胞を殺したりする。

  正常値は個人差があるが4000~8000。

  好中球が500/μl以下では感染症が起こりやすく注意が必要。

白血球なんて当たり前にあるものだと、あまり意識していなかった。

こんな状況になって、いろいろなことを再認識することになった。

この際、知識も増えたことだし、プラスに考えることにした。

うがい、手洗いを、それにマスク。

明日から連休だが、家で静かに過ごすことにしよう。

先生からの電話

2007-07-12 22:12:51 | Weblog
7月12日

昨夜10時過ぎに、担当のN先生から電話をいただいた。

何事かと思った。

急に大学で用ができ、明日の外来に不在になってしまって申し訳ないということだった。

病院では、先生が不在になったりすると、別の先生が替わってみてくださることがある。

比較的身体が元気なせいか、そうか、と思うくらいで特に頭にくることもない。

わざわざ連絡のために、先生ご本人から電話をいただいいたのには恐縮してしまった。


夜の10時過ぎに、それも病院から。。。

まだ、先生は病院で仕事をしているみたいだった。

N先生が患者さんに、充分時間をとって診ているのを目にしているので、先生が身体をこわさないかしらと
ちょっと心配してしまう。

先生に明るい声で答えられたのでよかった!

今日も体調がよかったので、友人のMさんとランチに焼肉を食べに行った。

いつもおいしそうに食事をする彼女と焼肉を食べると食が進む。

帰りにお宅に寄った。

いつものように、彼女の子供たち?のパグ犬たちの歓迎を受けた。

おしゃべりをし、お土産にお手製のジャム、梅みそ等に加えて大輪のヒマワリをいただいた。

大輪のヒマワリは我が家の玄関先をぱあーっと明るくしてくれている。

夏に向って頑張るぞう!

運動不足

2007-07-10 18:41:25 | Weblog
7月10日

運動不足を感じる。

脚力が衰えそうで不安だ。

ショッピングを含め、外歩きの回数も減っている。

テニスは体力が回復しても、ウィッグをつけたままでできるのだろうか。

ウィンブルドンテニスを夜中まで見ていたので、テニスを再開したいなあと思った。

家庭でできる運動といったら、ラジオ体操か?それとも流行っているビリーズブートキャンプか?

ビリーズブートキャンプにはちょっと惹かれるところはあるが、一応療養中の身としてはあまりにハードだし、私の性格からいって
続くかどうかが問題だ。

ラジオ体操は最近見直されているらしいが。。

せめても、寝る前にヨーガをするくらいだ。

女優の宮崎ますみは、新聞紙上でつらいホルモン治療を中断して、ヨーガをしているとあった。

免疫力をアップするらしい。

免疫力アップにヨーガをする人も多いそうだ。

私の場合、数年しているが、まだまだ修行不が足りない。

友人などが、岩盤浴から、お茶、栄養剤など、いろいろガンに効くといわれるものを教えてくれる。

抗がん剤、放射線治療が終わるまでにたくさん情報を集めてみることにしよう。

何かするにしても、続けなくては効果がないのだろう。

6つの小さな幸せ?

2007-07-09 11:00:42 | Weblog
7月9日

昨日ウィッグの調整をしに行った。

ウィッグを手にとって見てみると、軽やかで感じがいいのだが、実際頭にかぶせると、まるで「おか~ま、かぶってどこ行くの?」状態に
なってしまい、いくら私の頭がLサイズとはいえ、重たい感じがしてしまう。

被っている本人も圧迫感がある。

家に帰ったらすぐ外したくなる。

担当の女性は、簡単にウィッグの長さを少し短くし、全体に髪の毛をすいてくれた。

拍子抜けしてしまうほど、短時間で終わってしまった。

つけてみると軽やかになった。

なんだ、こんなことだったらもっと早くするんだった。

ご機嫌!

その後、久しぶりに夫の従姉に会った。

元気そうじゃない!

ウィッグだとわからないわ!

似合うわよ!

いいわね、私も考えようかしら!を連発した。

そう言えば、夫以外に家族、親戚に、ウィッグをつけた姿を見せたことがなかった。

夕飯に三人で鰻の白焼きを食べた。

どこかでお茶をしようということになり、デパートの近くにあるマンダリンホテルの38階に行った。

日本橋界隈はどんどん姿を変え、活き活きとしている。

千疋屋もいいけれど、夜景がきれいそうな38階のラウンジにした。

窓から見る東京駅を中心とした街は、私が勤めていた頃とは様変わりしてしまっているが、やはり懐かしい。

リニューアルした新丸ビルの明かりが一段とまぶしい。

メニューを見ると「6種類のアイスクリーム」というどこか惹かれるデザートがあった。

何と5センチ角の器6つに、それぞれトッピングされたアイスクリーム盛られ、白いプレートに6つ品良くのっている。

思わずほうっとため息がでてしまった。

これって小さな6つの幸せかな!

最近ストレスを少々貯めている従姉が、「今日っていい日だったわ~。これでぐっすり眠れるわ。」と言ってくれたので、それもよかった。

でも値段はお高め!!

耐える夏

2007-07-07 15:30:52 | Weblog
7月7日

昨日、第二回抗がん剤投与から初めて外出した。

一週間ぶりに近所のスーパーに出かけた。

天候が良くなかったせいもあるが、疲れそうで躊躇していたからだ。

スーパーに行くと、ついつい何かないかなと店内をぐるぐる歩き回ってしまう。

久しぶりだと、つい長居をしてしまう。

男性だと必要な売り場に直進し、カートに入れるとレジに直行ということになるのだろうが、女性はそういうことにはならない。

お馴染みのスーパーだから、大体の品揃いは分かっているのに、何かないかな~とあちこち見てしまった。

おかげで、籠が二つになってしまった。

案の定、駐車場に向う頃には、あ~疲れているなあとショッピングバッグの重さを感じた。

初夏の日差しもまぶしくなっているし、ウィッグに帽子を被っているので、帽子を二重に被っているようなものだ。

これから、本格的な夏になる。

ウィッグに工夫をしなくては。

装着する前に冷蔵庫に入れ、冷やしておこうか、自分の頭を冷たいタオルで冷やしてから被ろうか。。

我が家の同居人の夫は「いっそ、瀬戸内寂聴になったら?」と人の気持ちを無視している!

これだから、つい出かけるのが億劫になってしまう。

抗がん剤はあと2回、続いて放射線と今年の夏は耐える夏になりそうだ。

昨夜、夫の叔母がお見舞いの電話をくれた。

元気になったら、美味しい物を食べに行きましょうと言ってくれた。

「楽しみにしてま~す!」

手術は痛くない

2007-07-05 23:17:14 | Weblog
7月5日

第二回目の抗がん剤治療の日に会った患者さんの一人は、私と同じように早期発見だった。

手術は楽だったわよねと、躊躇なくお互いに頷きあった。

ちょっとオーバーな表現になった。

抗がん剤で苦しんでいるもう一人の患者さんが、まだ手術前だったので、手術はそんなに辛くないよ、がんばってとサインを送りたかった意図もあったからだ。

先生を信じていれば大丈夫と言いたかった。

同じ日に手術を受けた女性も、抗がん剤を8回受けて、ガン細胞を小さくした後の手術だったが、手術時間も私と殆ど変わらなかった。

手術の3日後に同じように、スタスタと退院して行った。

友人のTさんなどは病院は違うが、手術の翌日退院したと聞いて驚ろいた。

最近の技術は進んでいるとつくづく感心する。

と言っても、私にとって比較できるのは10年以上前に受けた子宮筋腫とずっ~と昔の盲腸ぐらいしかないのだが。

テレビでも、最近の技術の進歩を放映することがあるが、本当に感心してしまうし、有り難いと感謝してしまう。

NHKの「プロフェッショナル」で、肝臓ガンの権威のM教授のことが取り上げられていたが、腫瘍を90個以上取り除くなんて
神業みたいで考えられない。

このようなお医者様に、めぐり合えた患者さんは幸せだが、世の中たくさん同じような患者さんはいるだろう。

どうやって執刀してもらえるチャンスを得るのだろうか。

名声を聞いて押しかけるわけにもいかないだろうし、強力な紹介でもあるだろうか?

いつも同じような番組をみると考えてしまう。

座右の銘

2007-07-04 19:23:09 | Weblog
7月4日

ガンの手術をしたと言うと、誰もが「えーっ!」とまず驚く。

私も聞いた方だったら、多分同じような反応をするだろう。

口には出さないが、悪い方向に連想してしまう。

特にウィッグとなると、聞いた方が落ち込んで、どのように返答を返してよいか困ってしまうようだ。

私も喜々としてウィッグの事を伝えるわけではないが、誰でも何かをしょっている人生だが、まあ、大過なく過ぎていた今までと違い、
段違いに違う日々と向き合うことになるわけだ。

これは現実なので前向きに考えるしかない。

そんな環境の中で、がんばってねとメールなどをもらうと、今までだったら社交辞令の挨拶のひとつぐらいに受け取っていたかもしれない
言葉が心に沁みる。

まだ知り合って1年くらいにしかならないのに、Kさんは私に座右の銘を送ってくれた。

*背負った運命を嘆くこともなく
*怨み言ひとつ言うこともなく
*自分の人生を愚痴ることもなく

どれも身にしみる言葉である。

有難く噛みしめている。

心の隅においている。

水玉のハンカチ

2007-07-02 23:29:19 | Weblog
7月2日

木綿製のキャップを被っていたが、一日中被っていると飽きるし、これから暑くなると、汗もかくので、何か代替品はないかと考えた。

入院中よく見かけたのはスカーフだが、スカーフは絹なので洗濯しにくい。

考えた末、大判のハンカチにした。

未使用のハンカチを探っていたら、大判のハンカチを思いだした。

赤に白い水玉のランチボックスを包むのによいくらいの大きさだ。

自分ではまず買わないプリントだから、きっと頂き物だろう。

新品なので捨てられず、ボロ布扱いもできずとって置いたものだ。

捨てずにとっておいてこの際よかった。

頭の大きさにもちょうどで、あと2,3枚、別のがあったのでこれも使ってみることした。

ハンカチは風通しがよいし、雰囲気が変わってよい。

我が家の同居人の夫は「得度式?」とからかう。

私は剃髪するのではないのだ!

最近抜け毛が減り、抜け毛掃除が楽になった。

それにしても髪の数が多いのには驚かせられた。

全部抜けたらシャンプーは楽だろう。

頭をタオルで拭けば終わり。

ドライヤーもいらないし。

よいこともある。

ウィッグもつ着けやすくなった。

ただ、一日中ウィッグをつけ続けるのはストレスが溜まる。

しばらく出かける回数が減りそうだ。

今のところ、スーパーにも必ず車を使っている。

日々いろいろな事がある。

こんな日が続くのだろうな。

感謝、感謝

2007-07-01 15:06:58 | Weblog
7月1日

7月に入った割りには涼しく過ごしやすい。

今回は薬を目いっぱい貰って飲んでいるせいか、今のところ副作用が楽だ。

ただ、食欲はなくオレンジジュースと牛乳、おかゆと梅干くらいで過ごしている。

我が家の同居人である夫に時間が許す限り、すべて世話になっている。

感謝、感謝である。

手際がよいわけではないが、完璧にこなす。

見ていると、もっと簡単にしてしまえばいいのにと思うこともあるのだが、最近は彼のやり方に任せることにしている。

なまじっか口を出さないようがよいみたいなので、この際、甘えさせてもらっている。

しかし、今私がパソコンをたたいている一方、くたびれて昼ねをしている。

冷蔵庫にはいっぱい食料品を買い込んであるみたいだが、私が思っているより食べてくれないので、仕方なく自分で食べている。

あと数日したら元気になるから、それまでわがまま言わせてネ。