あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

ありがとうウィッグ

2008-11-06 14:52:19 | Weblog
11月6日

とうとうウィッグとおさらばをした。

少し前から誰も知り合いのいない場所からはずして出掛けてみた。

ウィッグをはずすのは喜ばしいことなのだが、これが中々はずせない。

期間はそれほど長くないのにすごく愛着がある。

髪がだんだん伸びてきていた。

いつはずしてもよくなるとずっとつけていたいような寂しさを感じる。

ウィッグを買ってときのことをいろいろ思いだす。

抗がん剤治療をすると髪の毛が抜けるので、しないという女性がいるという。

確かに日に日に髪がばさばさと抜けていくのは気持ちのよいものではないが、想像していたより素直?に受け入れられた。

髪の毛が抜けるという体験はそうできるものではない。

しかし、どこか冷めた目でそんな自分を見ていたような気がしないでもなかった。

ウィッグをつけていると、帽子を被っているような感じがして守ってくれるような安心感があった。

着け始めた時より外す決心が中々つかないとは、つけた当時想像もしなかった。

このウィッグをこれからどうしよう。。。

捨てられないし。。。

誰かあげるといっても具体的な人にいないし。。。

役立てばそれに越したことはないが。。。

最後のシャンプーをして箱にいれて、戸棚の奥にでもそっとしまっておくことにしようかな。

また、今度ね。。これだけはあって欲しくないが。

本当にありがとう。

不安で不安で。。

2008-11-04 17:28:03 | Weblog
11月4日

前回人間ドックを受けたのは手術の直後であった。

それ以後検診を受けていなかった。

何と血圧が低血圧気味だったのが高血圧気味になってしまったのだ。

手術以後、抗がん剤の時は確か血圧を測っていたが特に言われなかった。

乳腺科では血圧は測っていない。

血圧って基本ではないか!

何で測っていないのだろう!

胃は気になっていた。

食いしん坊というか、意地汚しというか、ついつい食べ過ぎたりする。

後の祭りで必ず翌日胃が重くなる。

しばらくするとまた同じサイクルを繰り返す。

いつもドックでは胃の検査が引っかかって再検査で胃カメラに回される。

胃カメラでどうにかセーフ。

今回は胃の検査は異常なし。

これもちょっと信じがたいのだが。

まさか血圧が高くなるとは思いもよらなった。

検査結果はすぐ医者に行くようにとかは言われなかった。

しかし、高血圧は大ショックであった。

思い返してみれば、ここ一年間よく食べている。

特に塩辛いものとか、激辛は元々好きではないので絶対高血圧になるなんて思いもよらなかった。

そういえば甘い方もすごく甘いものとかは好きではないが果物のジュースとかよく飲んでいた。

結果として一年間に体重が3キロは太っている。

あ~よけいな貯金をしてしまっている。

太る→血圧は上がる。

高血圧になると。。。。

まるでもっと高くなったら死ぬのではないかと不安で不安でしかたない。

もしかしたら、ガンを宣告されたときよりショックである。

初めて血圧を測り始め、グラフを描いて一喜一憂している。

体重も体脂肪その他いくつか測れる体重計に替えた。

がんばって戻さなくては。。。

何か不安感が。。。

2008-11-03 10:25:50 | Weblog
11月3日

従姉のNさんから少し前に野菜ジュースのサンプルをもらった。

おいしいのよと送ってくれた。

もし、私が飲んでおいしかったらとってあげるからと言う。

彼女は家系というか食べるもののこだわり?があるというか味にうるさい。

それが逆目にでたというか、ガンを患ってから少々神経質になっている。

そのおいしい野菜ジュースの内容をチェックした。

するとベースになっているトマトが中国製だということが判明した。

最近中国品は世間的に避ける風潮がある。

私もスーパーに行った際にビンや袋の裏をひっくり返し、チェックする。

Nさんは即その野菜ジュースの購入を止めると決めた。

私もおいしかったので躊躇したが、彼女が止めるならというので今回は止めた。

Nさんは放射線治療を終え、ガンがホルモン系なので5年間薬を飲む。

彼女は東大の図書館でいろいろガンの副作用に関する本を数冊読んでいる。

読みまくっているという感じか。。。

その知識を私に教えてくれる。

肉はガンによくないとか。。。

最初はふんふんと聞いていた。

バランスよく食べ適度の運動をして。。とか答えていた。

しかし、言われてみるとそうかもしれないとだんだんと信念がゆらいでくる。

乳がんは治らないのよ。

と言われるとちょっとその言葉が頭に残ってしまう。

な~んか不安感がいつもまにか私の中に浸透している。