あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

今日も想定内

2007-07-29 19:55:16 | Weblog
7月29日

今日は一日だらだらしていた。

食欲がないのでやはり元気がでない。

これも想定内なので特にあせってはいない。

一昨日、病院で話かけられた患者さんがいた。

年齢は多分60台後半だと想像できた。

日野原先生の続きであるが、「50代を過ぎたらガンにならない」という迷信は当てはまらない。

彼女は手術で片胸を切除し、今ホルモン治療をしているそうだ。

冗談に、年取るとたとえ再発しても進まないのよ、私の娘のような貴女と違って。

えっ、娘の年齢なんてトンでもない。

私が派手なピンクのポロシャツを着ていたせいか。。

私としてはそれ以上その事にはあえてふみこまなかったが。。。

本題は彼女が今まで一回も検査をしていなくて、初めて検査を受けたらもうレベルも高く切除しなければ
ならなかったことだ。

片胸がないと、慣れたとはいえバランスがわるいわよ、と重たそうに言っていた。

待合室で会って話しをすることはあるが、どちらかが名前を呼ばれ診察室に入るとそこで話は切れてしまい、
その後再び会うか分からない。

そんな中、もう一人ちょうど先月初めてあったKさんに会った。

強い抗がん剤でガン細胞を小さくして、9月の手術日も決まっているそうだ。

切除と決まっている。

前回と違って少し話しをする時間があった。

何と、今週、来週と2週続けて抗がん剤を投与するそうだ。

通常3週間ごとと決まっていると思っていたのだが。

そんなこともあるのだった。

Kさんは強い「タ」がつく抗がん剤が身体に支障をきたしているので、同じ「タ」のつく種類に代えて投与しているそうだ。

Kさんは2年間前に触診でも分かりにくいくらいの異常はあったそうだが、痛くも痒くもないのでついつい2年間放っておき、
とうとう切除という事になってしまったそうだ。

今や抗がん剤で苦しみ苦しんでいる。

副作用として、腿から下と腕がしびれてトイレにも這って行くこともあるそうだ。

これも日野原先生の記事にあるように、早期で見つけられたら、今みたいひどい状態を招かなかったといえる例といえる。

手遅れになると本当に辛そうだ。