あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

親友のご主人のがん

2009-10-24 21:49:02 | Weblog
10月24日

大学で一番親しかった女ともだちのUさんは私のブログを見て、私の健康をチェックしてくれているようだ。

時々元気そうだねとメールをくれる。

その都度、心が温まる。

Uさんは多分ご主人が抗がん剤治療をしているので、人ごとではないのかも知れない。

しかし、来たメールはいつもと違っていた。

ご夫婦でご主人のガンが肺に転移していると言われたそうだ。

短いメールから、彼女の表情が見てとれた。

転移というのは誰が聞いても、うなってしまう。

ガン患者にとっては心臓の奥を殴られたような感じだろう。

家族のUさんも同様であろう。

二人ともショックで落ち込んだとある。

二人で、落ち込んでもしょうがない。

抗がん剤で頑張るしかない。

まだまだ治療の余地があるし、入院と言われたわけではないし。。

きっとそう言い聞かせて、自分を納得させたのだろう。

そうしなければ、前に進めない。

いつでもよいから、電話してと彼女に伝えた。

会おうか?と聞いた。

ご主人が財布を失くし落ち込んでいるので、しばらく早く帰宅するという。

財布失くし、落ち込んでいる??

ご主人の性格をそれ程存じていないので何ともいえないのだが、大の大人が財布ごときでと思ったが。。

きっと、転移のことで落ち込んでいるところに、追い討ちをかけられたように財布を失くし、ダブルパンチなのだろう。

しばらくしたら、少し落ち着いたようだ。

今を受け止めなくては、前には進めない。

力にはならないけど、力になるからね。

広尾でチョコ見つけた

2009-10-17 17:31:54 | Weblog
10月17日

今年もハロウィンの時期になった。

いつものように広尾にあるナショナルマーケットにハロウィンパンプキンを買いに行った。

他でも売っている店もあるのだが、何となく勝手知っている同じ店で買ってしまう。

2階には雑貨の店もあるので、寄ることにしている。

季節がら、ハロウィングッズがたくさん置いてある。

広尾という場所なので、外国人が出入りする。

特に幼児を連れた母子が多い。

英語の環境にいるので小さな子供も口からでる英語は超簡単な英語だけど、英会話になっている。

ホント、環境は恐ろしい。

日本人も海外に行くと、口から片言ながら英語が出る。

パンプキンを宅急便で送ってもらう手続きを終わった。

裏道?を通って広尾駅に向かう。

私はどこか知らない町に行くと、コーヒーを飲む店を探す。

できれば、ちょっと洒落た店を。

見つけた!


THEOBROMA」というチョコレートで有名な店だ。

ランチが1000円でサンド、サラダ、コーヒーがつく。

店の割りには安いのでは。。おいしかったし。

洒落ていたのは、コーヒーにチョコが一枚添えられているのだ。

地下にトイレとショップがある。

チョコがおいしかったので、自宅用とおみやげにチョコを買ってしまった。

抗がん剤ってオールマイティではなかった

2009-10-14 21:35:30 | Weblog
10月14日

美容院には予め、抗がん剤入院の日程を確かめてから出かけた。

体調が戻っていないと休みにしてしまうそうだ。

私を含め、長い付き合いのお客様だ。

まあ、お得意様で成り立っている店なので、お客様の、暖かいようだ。

彼はもう抗がん剤は8回終わっているというのに、まだかろうじて髪がある。

男性もやはり髪が無いのは気になるようだ。

このままだと髪は残るかな思っていたら、はっきりと抜けますと言われたよ。

思わずクスッと笑った。

男性用のウィっグが売れるというのも頷ける。

48時間の抗がん剤の治療の後2,3日は食欲もなく3日目が過ぎると普通に食欲が湧くという。

パフェが食べたくなったら、高いけど千疋屋にしてしまうんだよね。

抗がん剤期間限定だからいいのでは。。。

先日のピンクシンポジウムでショックを受けた、使用している抗がん剤がすべてのガンをやっつけてしまうわけではない事を話した。

彼も先日まで私と同じだった。

抗がん剤をすれば、もうガンにならないと勘違いしていたそうだ。

入院中、同室だった患者の話をしてくれた。

その人はガンが肺まで転移していたそうだ。

転移したので当然のように落ち込んでいたそうだ。

しかし、先生は当たり前のように大丈夫ですよと言ったそうだ。

今のガンが転移した場合、抗がん剤でつぶせるので心配ないと言う。

う~ん、そうなんだ。

新しくできたガン細胞は駄目だけど、もし、乳ガンの転移があっても希望ありということだ。

半信半疑だけど、信じたい。


K子さんの近況

2009-10-11 14:36:48 | Weblog
10月11日

従妹に久しぶりに電話をした。

9月30日に抗がん剤の種類を変えたので入院したしたと聞いていた。

電話口にでたK子さんは思ったより元気だった。

種類を変えてからもうすでに2回済んでいるそうだ。

予想したより副作用はないのだが、の値が低く、彼女の頭の中は白血球のことでいっぱいだそうだ。

つまり感染症の恐れがいつもある。

回数のこともあるのか、白血球の注射をしながら、抗がん剤の点滴をしているという。

本当はいけないのらしいけど。。。

私も白血球の値が下がってしまい、一週間延期したこともあった。

えー?それっていいの?

無茶苦茶な感がある。

私もそうだったが、白血球が下がっていると、すぐマスクをさせられた。

K子さんもいつもマスクだそうだ。

病院と近所のスーパーに行くのと、施設に入っているお母様のお見舞いに行く時だけだ。

スーパーもすいている時間に行くという。

幸い、偏食はあまり無いというのでホッとした。

激励会はしたあげられないので、全部終了したら、ね。

しかし、来年まで続くから、長いなあ。

ピンクリボンシンポジウム

2009-10-04 23:55:00 | Weblog
10月4日

昨年ピンクリボンウォーキングに始め乳がん関係イベント参加してからもうすぐ一年になる。

都庁、東京タワーなどが、ピンク色にライトアップされている。

今年のスマイルウォーキングは残念ながら参加できなかった。

ピンクリボンシンポジウムに従姉とガン友のOさんと3人で参加した。

第一部は乳がん早期発見が大切ということなので私たちは二部に参加した。

会場は女性でいっぱいだ。

ちらほら、パートナー?の男性も見える。

聖路加国際病院ブレストセンター・中村清吾先生の講演から始まった。

第二部は乳がん体験者を対象としているせいか、先生の話は専門的な話にもなる。

従姉もOさんも熱心にメモを取っていた。

後半は今回申し込んだ人からの質問コーナーだった。

1200以上質問があったそうだ。

中村先生はみなの質問を見て、最近の傾向で質問内容がとても専門的になり、驚いたと感想を述べた。

質問はホルモン剤の副作用、胸を再建するのについて等なるほどと思われ質問が続いた。

抗がん剤はすべてのガン細胞に効くのかどうかなどは私も疑問に思っていたことだった。

乳がんに効く抗がん剤が他のガンに効くとは限らないそうだ。

抗がん剤にどれを使用するかは、部署によって異なるからだ。

言われてみればそうだ・・・。

抗がん剤治療をしていた時、これでどこかにガンが見つかったらやっつけてくれるのではないかと信じていた。

というか、信じたかった。

胃がんのガン細胞には効き目がない可能性があるのだ。

う~ん、また、不安が増えた。