あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

手術から一年が過ぎた

2008-03-28 14:01:45 | Weblog
3月28日

手術から1年経った。

あっという間の日々であった。

まず無事に一年が生きれたいうのが感想である。

最初の一年はやはり特別のように思える。

無事に過ぎていけば、きっとあらもう○年たったのだわと言えるのかもしれない。

異常がなければあっと言う間に10年は過ぎるのであろう。

それを願いたいけれどそんなに早く年取りたくない。

私にはやはりガンという病はやはり他の病気とは違うと思っている。

早期発見をすれば治るといういうが、盲腸みたいに切り取ってしまえば安心という確信はもてない。

だから、一年いやもっと短い日々が大切に思えてしかたない。

多分、私がいろいろなことに積極的になってきたのはせっかく生きているのだから大切にしなくてはと考えているのだろうと思う。

いや~、毎日が充実しているわけではないのだが。。。

毎日が充実していたら、それも疲れてしまうものね。

最近のOさん

2008-03-24 15:00:32 | Weblog
3月24日

ガン友のOさんと電話で話しをした。

私は回復しているいるのを実感しているが彼女はどうか気がかりであった。

明快に回復しているとは言わなかったが、少~しづづはよくなっているようだ。

私が髪が5センチ以上ぼうぼうと伸びているのだが、Oさんはてっぺんがあまり生えていないそうだ。

何分にも彼女と初めて会ったのは病室で、頭にはスカーフを被っていた。

つまり、毛は全然ない時であった。

次に会った時は、すてきなウィッグを被っていた。

その姿しか知らない。

眉毛は?

眉は全然ダメね~。

私は元の眉だ。

N先生に眉に刺青してよいか聞いたそうだ。

久しぶりににN先生の茫洋をした顔が浮かんだ。

止めたほうがよいですよ、好きに描いたらどうですかと答えが返ってきたそうだ。

好きに描く?

その答えに私も笑ってしまったのよ。

確かに!N先生と女性の眉毛は違和感がある。

Oさんは家では眉毛を描いていないのでのっぺらぼう状態だそうだ。

でもね、慣れって恐ろしいのよ、のっぺらぼうの眉に慣れてしまったのよ。

そうか。。私も眉が薄かった時期にその感はあった。

Oさんは仕事に忙しく帰りが遅いそうだ。

でも人から頼りにされると、やはりやりがいがあるのよね。

ステキだなと思った。

最後に彼女に頼まれた事があった。

ワード、エクセルができ、電話の対応ができるお友達いないかしら?

時給1300円だそうだ。

すぐには思い浮かばないけれど、一応話をきいておいた。

またしてもマンモ

2008-03-16 22:31:36 | Weblog
3月16日

以前習っていたヨガの先生を囲む会があった。

14,5人のサラリーマン、OL中心の会が一年に一度ある。

ヨガの先生の人柄がチャーミングで毎年続いている。

昨年、私は挨拶の際、乳がんの話をした。

ちょうど、手術前でみんなを驚かしてしまった。

今年は新しく見えた女性もいたので、一年の経過と検査の勧めを話した。

昨年の私の話を受け止めてくれ、何人かの女性がマンモを受けていた。

痛いのよねー!

これが共通の感想であった。

痛さで気分が悪くなり、車椅子が用意されたのよ。

でも一年に一度は我慢しなくてはね~。

そうなのよ、今のところ仕方ないのよね。

小さい人は楽よね。

よく出る話題である。

みんな、自分が痛かったから、大きさが違うと少しは痛くないとすぐ思ってしまうようだ。

大きさは関係ないと思うけど、で締めくくる。

幸い、そこに参加した女性は無事のようでほっとした。

社会人だと定期的に人間ドッグがあり、中にはマンモもコースに入っている会社もあるそうだ。

主婦は自分で積極的に受けようという決心をしないとついつい先延ばしにしてしまう。

小さな親切大きなおせっかいというが、小さなおせっかいを続けることにする。


回復を実感

2008-03-15 00:23:49 | Weblog
3月15日

いつからだろうか、疲れなくなった。

手術後も元気だったし抗がん剤もどうにか通り抜けまあまあ元気だった。

放射線治療の頃は元気だったと公言できていた。

しかし、一日のうち夕方5時あたりになると疲れた~!という感はしていた。

その時間を乗り切るとあとはどうにかなっていた。

元気だと自分に言い聞かせていたのかもしれない。

数日か、先週あたりからか、ふっと気付いた。

あ、夕方疲れなくなったと。

時間を意識しなくなった。

体力がついたのか。。。

回復を身体で感じられる。

人間って治っていくんだということを実感できる。

ふと手の爪をみると、少しつづではあるが丈夫になっていくような感じがする。

爪の色は本来の色になって、変色したのがうそみたいだ。

しかし、ほんの少し前までは、もろくてどうしてしまったのだろうとため息をついていた。

これから一生ヤスリで欠けた部分を整えていかなくてはならないのかなとユーウツであった。

カルシウムをたくさんとればいいのかなあ、どうしよう。。

希望が少しづつではあるがでてきた。

ほんの些細なことではあるがうれしくなった。

春のはじめのWALKING

2008-03-09 23:15:52 | Weblog
3月9日

春らしいウォーキングをした。

一ヶ月前に「玉川上水」を歩こうということになった。

「玉川上水」は上水の脇をずっと道が続いている。

道のりはどこから歩いても長~い。

同行者が福生にある「石川酒造」に行きたいと言う。

電車を乗り換え乗り換え初めて拝島に降りた。

「石川酒造」は最寄の駅、拝島から徒歩で15分ほどだ。

同然ウォーキングだ。

看板も近くに行くまで無い。

古くからある住宅の間を行くと古い煙突が見えた。

あ、あそこじゃない?

平日のせいか人家に人が見えない。

門を入ったとたん、別世界に入ったようだった。

一言浮かぶ詞が「庄屋さん」であった。

木の塀に囲まれたあまり広いとはいえない蔵元であった。

天のも届きそうな高い高い欅の木が数本ある。

新酒を味見してから食事処を探した。

「雑蔵」は2階に資料館のある蔵の中にある。

「雑蔵」の横には一本の八重の梅が目に入った。

満開だった。

その濃いピンクの色は、ずっと眺めていてもあきないほど可憐だった。

日本酒が似合う蔵の中らしく、目が慣れるまでは薄暗い空間だった。

庭には人影が無いのにテーブルは殆んど埋まっている。

何で平日のそれも便利とも言えない場所にこんなに人がいるの?

庭にはもう一軒「福生のビール小屋」というのがあった。

「石川酒造」は地ビールも製造している。

ガラス張りの明るい店構えであった。

我々3人はなんと、どっちに入るが迷い、2回も3回も両方の店を行ったり来たりしてメニューを見比べた。

結局ビールのイタリアンを選んだ。

確かに「雑蔵」は日本酒が似合う酒の肴風が多かった。

ガラス張りのテラス風のテーブルに座った。

ピザもパスタもおいしかった!

こちらはビールがよく似合う。

Kさんはブルーベリーのビールを飲んだ。

私も一口飲ませてもらった。

甘いビールであった。

外には桜の木もあった。

きっと桜の花の頃はきっとにぎあうのだろう。

たった3,4キロのWALKINGに終わってしまった。

その日はとうとう玉川上水沿いを歩かなかった。

しかし、ほんの短い時間ではあったが春の暖かさを味わった。

いつもは夫と歩いていたので結構必死に歩いたいた。

今回歩いて、私って歩けるのだとどこかで自信がついた。