野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

ユキワリソウ咲くー赤塚植物園

2008-03-11 | 植物園
 日曜日は赤塚植物園を訪ねてみた。近くの赤塚公園では梅まつりの最中で、その流れかいつもより人が多い。

 管理棟では早春の花のスケッチ画展が開かれていた。

 コウヤボウキ、本当に名のように箒そっくりだ。


 キクザキイチゲが咲いていた。


 枯れ草を押しのけて可憐な姿を見せているのはユキワリソウだ。


 


 ユキワリソウのピンク。三っつ揃って咲いていたその下にセミの抜け殻が。

 ユキワリソウは、ミスミソウやスハマソウなどの別名があり、また同じ名を持つサクラソウ科の花もあって紛らわしい。

 傍らではセツブンソウも咲いていた。


 枯葉の中から覗いているのはクロッカス。




 大きな木の根株の周りが青紫色に染まっている。よく見るとムラサキハナナが咲いている。狂い咲きだろうか随分時期が早い。

 この花もたくさんの和名を持っている。オオアラセイトウ、ハナダイコン、ショカツサイ等など。

 そのそばではカタクリが花茎を伸ばし今にも咲かんとしている。




 薄暗い木の下ではオウレンが繊細な花を咲かせていた。


 ツグミ大の野鳥が頻りに土を掘り返している。珍しい、シロハラだ。


 草の花はまだまだ咲き揃わないのだが、木の花は随分揃ってきた。
トサミズキ。


 ミツマタ。


 沈丁花に似たナニワズ。


 珍しく花弁が虫に食べられてないツバキ。


 これは一見サンシュユに似るがダンコウバイといいクスノキ科。


 こちらがミズキ科のサンシュユ。


 ミモザにもギンヨウアカシアやハナアカシアの別名がある。


 大樹に寄り添うように咲いていたユキヤナギはやはり狂い咲きか。


 
 この日はコートを脱がないと汗ばむほどの陽気だった。これで二月来の寒波による遅れを取り戻して、野の草花たちも少しは目覚めてくれるだろうか。