今年の春も青春18きっぷが発売された。ここ数年来、発売されるとほぼ条件反射的に5枚綴り11500円のキップを買う事が慣わしとなっている。今回も早速それを購入し、未だ乗る機会のなかった烏山線に乗ることにした。
宇都宮から2駅目の宝積寺駅が烏山線の起点となっている。
2007年10月に新築されたばかりの駅舎。天井の木組みのデザインがかなり斬新だ。
階段を下りた先は多目的広場の”ちょっ蔵広場”となっている。近在で産出される大谷石をふんだんに使った建物の中では、観光情報の発信や土産物などが販売されていてレストランもある。
建物全体がなまこ壁のようだ。
再び駅に戻り3番線に立つ。10分ほどの待ち合わせで、やってきた一両編成の電車に乗った。車両は入り口が前後2つしかないのに超ロングシートで、中央には大きな消火器とゴミ箱が置かれている。初めて見る風変わりな車両だ。乗り合わせている客は20人位で、その半数は通学の高校生が占めている。
発車してすぐ沿線にはのんびりした里山の風景が広がっていく。トンネルをぬけちょうど30分立った所で、烏山駅の一つ手前の滝駅に着いた。
電線とパンタグラフの無い気動車は田園風景に良く似合っている。
この駅は休日はハイキング客で賑わっているそうだが、今日は平日なので降りた客は私一人。坂を下って橋を渡った先には1200年前建立された太平寺があった。
寺の下を流れる江川(那珂川の下流)が落ち込んで龍門の滝となっている。
反対側から見る。
ハイキングコースを通って一時間と少しで那須烏山市街へ。途中には殆ど標識が無いので、地図を持ちながらも何度か迷ってしまった。
市内の観光名所は何箇所かある。そのうちの一つ和紙会館。バスを待つおばあさん達が印象的だった。
山あげ祭りの屋台が常設されている山あげ会館のある広場。
武家屋敷風の造りの山あげ会館。
街の造り酒屋である島崎酒造。
市の真ん中にある公園、せせらぎ広場。
パンフレットにある観光スポットはそんなもの。が、市内をぶらつくと味のある建物が多くて歩いていて飽きることがなかった。
薄れ掛けた看板の下、店のスペースの一部が駐車場となっている。
ここでも商店街には閉じてしまった店が多い。寂しいことに今日では日本全国至る所で見られる、ありふれた風景だ。
通りには関東地方以北の町でよく見かける”聖書看板”も多い。
黄色の髭の人形は何かのマスコットキャラクターなのか。”掛売りOK”の文句も良い。
渋い色の壁だ。50m先では工事はやってなかった。
意味の分からない矢印、とてもシュールだ。
閉店したタバコ屋のショーケースにはミニチュアの車の模型が置かれている。趣味の展示だろうか。
マルコ書店、この名前は不思議と良い。何かしら親しみを感じる。毎日でも通いたくなる名前だ。
トタン張りの平和荘。横から見ると一軒一軒が異様に細かった。
狭い路地の先にある駐車場つきの富士食堂。汲めども尽きせぬ興味溢れる物件が通りには目白押しだ。
園児募集の可愛らしいポスターの貼ってある古い民家から、幾世代も超えて手押し車のおばあさんが出てきた。
前方に烏山駅が見えてきた。一時間に一本しかない汽車の発車時刻が迫っている。残念ながらこの辺で楽しいタイムトラベルは終わりのようだ。
宇都宮から2駅目の宝積寺駅が烏山線の起点となっている。
2007年10月に新築されたばかりの駅舎。天井の木組みのデザインがかなり斬新だ。
階段を下りた先は多目的広場の”ちょっ蔵広場”となっている。近在で産出される大谷石をふんだんに使った建物の中では、観光情報の発信や土産物などが販売されていてレストランもある。
建物全体がなまこ壁のようだ。
再び駅に戻り3番線に立つ。10分ほどの待ち合わせで、やってきた一両編成の電車に乗った。車両は入り口が前後2つしかないのに超ロングシートで、中央には大きな消火器とゴミ箱が置かれている。初めて見る風変わりな車両だ。乗り合わせている客は20人位で、その半数は通学の高校生が占めている。
発車してすぐ沿線にはのんびりした里山の風景が広がっていく。トンネルをぬけちょうど30分立った所で、烏山駅の一つ手前の滝駅に着いた。
電線とパンタグラフの無い気動車は田園風景に良く似合っている。
この駅は休日はハイキング客で賑わっているそうだが、今日は平日なので降りた客は私一人。坂を下って橋を渡った先には1200年前建立された太平寺があった。
寺の下を流れる江川(那珂川の下流)が落ち込んで龍門の滝となっている。
反対側から見る。
ハイキングコースを通って一時間と少しで那須烏山市街へ。途中には殆ど標識が無いので、地図を持ちながらも何度か迷ってしまった。
市内の観光名所は何箇所かある。そのうちの一つ和紙会館。バスを待つおばあさん達が印象的だった。
山あげ祭りの屋台が常設されている山あげ会館のある広場。
武家屋敷風の造りの山あげ会館。
街の造り酒屋である島崎酒造。
市の真ん中にある公園、せせらぎ広場。
パンフレットにある観光スポットはそんなもの。が、市内をぶらつくと味のある建物が多くて歩いていて飽きることがなかった。
薄れ掛けた看板の下、店のスペースの一部が駐車場となっている。
ここでも商店街には閉じてしまった店が多い。寂しいことに今日では日本全国至る所で見られる、ありふれた風景だ。
通りには関東地方以北の町でよく見かける”聖書看板”も多い。
黄色の髭の人形は何かのマスコットキャラクターなのか。”掛売りOK”の文句も良い。
渋い色の壁だ。50m先では工事はやってなかった。
意味の分からない矢印、とてもシュールだ。
閉店したタバコ屋のショーケースにはミニチュアの車の模型が置かれている。趣味の展示だろうか。
マルコ書店、この名前は不思議と良い。何かしら親しみを感じる。毎日でも通いたくなる名前だ。
トタン張りの平和荘。横から見ると一軒一軒が異様に細かった。
狭い路地の先にある駐車場つきの富士食堂。汲めども尽きせぬ興味溢れる物件が通りには目白押しだ。
園児募集の可愛らしいポスターの貼ってある古い民家から、幾世代も超えて手押し車のおばあさんが出てきた。
前方に烏山駅が見えてきた。一時間に一本しかない汽車の発車時刻が迫っている。残念ながらこの辺で楽しいタイムトラベルは終わりのようだ。