記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

飲酒運転

2006-09-15 | Weblog
おりがみの亡き父はとーってもお酒が好きでした。酔っ払った父に絡まれて泣かされるという幼児期の記憶鮮明。

「パパお酒くさい」といえばいうほどしつこく抱っこしておひげジョリジョリ!!

しかしそのからかいも、今にして思えば「どってことなかったんだな」うん。

父は私に手を上げたりしないし、私に対しては言葉の暴力とかもなかった。

酔っ払いオヤジの愛情表現→しかし、相手のコトはあんまり考えていなかったのね。


あの、しらふの時カッコいいパパが、いけてるパパが、ベロンベロンに酔っ払い、私をからかうのがちびおりがみはとーっても悔しかったのです。
あと、母が渋々父の我が儘=「もう一本つけろー」に応じている雰囲気が嫌で嫌で・・・。

で、もう一つの酔っ払いの風景。
母が私の友達の家で(家族ぐるみでお付き合いしてた)一度だけ激しく酔ってトイレで吐いて介抱されている。これは「やだなぁ」てあのときの匂い、トイレの床の色まで記憶鮮明。

私が5歳くらいの記憶です。母の酔っ払った姿を見たのはそれが最初で最後です。

これらの親の姿が反面教師で「お酒って飲むとたいへんそう・・。」って刷り込まれました。

その割にはおりがみ二十歳過ぎてからの飲酒体験でスーッとエレベーターに乗ったような「酔って落ちる」感覚も知ってますし、気がついたら江ノ島にいた!!見たいな「武勇伝」もあります。この話はまたいずれ。






もう一つ、父の姿から教えられたのは

【お酒を飲んだら絶対に車やバイクの運転をしてはいけない】という事でした。


「パパ、どうしてうちは車がないの?」
「おりがみは車がほしいのか?」
「うん、だってミキちゃんちもサッチャンちもあって、おじちゃんやおばちゃんがいろんなとこ連れてってくれていいなぁって思うよ」
「あのな。俺は酒飲むだろ、酒飲みは車を運転しちゃいけないんだよ」
「どうして?」
「酔払い運転は死刑になるから」
「わかった、パパ、絶対運転しないでね、死刑ダメだよ」



パパが死刑になったら大変です。私は必死に頼んだものです。






つーか・・・・だーまーしーたーなーおやじー!!






うちのパパ免許もってなかったです。
多分「免許を取らない」という最大のブレーキをかけてたのです。


父にとっては酒>免許だったのでしょう。


もしも運転免許を持っていれば
移動時間は短縮され、行動範囲は広まって、忙しくしている父にはありがたい道具となっていたかもしれませんが。

まかり間違えばホントに酔払い運転をしでかして我が家は路頭に迷っていたか、あるいは一家全滅とか・・・。








飲酒運転すると死刑・・ではなかったと
・・・騙されたんだと気がついたとき、かえってわたしは父に感謝しました。


良かったなぁって思いました。

父はお酒のみと運転のルールを教えてくれました。


道路交通法に教えられるまでもなく。


【酒飲みは車を運転しちゃいけない。運転したかったら、どんなに飲みたくても我慢すること。】



深酒して玄関で寝込んだり、電車を乗り越し、大垣とか御殿場とかまで行っちゃって朝帰りしてきた父から、私はこんなことを学んだのであります。








大事な人のコトを思い浮かべれば、愚かな選択はしないはず。
と、いうことは
あまりにも多い飲酒運転は実は「大事な人も、想像力もない悲しい悲しい人たちの多さ」を示しているのでしょうか?





あのくそ暑いハマスタのデーゲームでも、わたしはビールを飲むのを耐えられました。
だって家族を車に乗せていくという使命があったから。


スタジアムのバックヤードでは若者たちが缶ビールの山と格闘中だった。
危険運転幇助の罪を彼らにおわせるなんてイカンでしょうが?


お酒は化学物質。
車は鉄の塊よ。

と当ブログは小さな声ですが訴え続けたいと思います。

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3 コメント

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そ、だめよ! (りさまま)
2006-09-15 10:56:14
おりがみさんの言うとおりですよ。

「飲んだら乗るな!」です。

それを分かっているんだろうけど、やってしまう大人のずるさ。

ね、やってからじゃ遅いのにな。

りさままも公務員のお友達は、元旦にりさ家にきて、ちゃんとお酒は飲むけど、家族に迎えに来てもらってますよ。深夜なのに・・・家族はえらい迷惑だと思うけど、お友達曰く、「飲んだら乗れない」って。

それなら、迷惑でも迎えに来てもらうって。



公務員みんながみんな同じなわけではありませんよね。

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飲酒運転 (giants-55)
2006-09-15 12:22:24
書き込み有難うございました。



酒は百薬の長と申しますが、それだけでは無くとても美味しいものです。呑み助の自分ですから、御父様の御気持ちは良く判ります。自ブログでも書きました様に、自制心の高くなかった自分は10数年前迄飲酒運転をした事が数回在りました。しかし、或る時無意識の内にかなりのスピードを出して走っているのに気付き、それから怖くなって一切飲酒運転をしなくなりました。御父様の場合は、御好きな酒の為に運転を断念されていたとしたら、本当に立派だし、偉いと思います^^。



交通遺児の文章を以前読みましたが、交通事故により親を亡くした心の痛みが嫌と言う程伝わって来ました。そして、もうしていないとはいえ、嘗て飲酒運転していた我が身のおろかさを改めて思い知らされたものです。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。」という標語を皆が噛み締める必要在りますね。



書き込み戴いた件ですが、子供の頃に憧れていたプロ野球選手は、当然の事ながら皆かなりの年上の存在でした。しかし、徐々にその年齢が近づいて行き、KKコンビの頃にはそれが逆転して、今では自分の子供と言っても良い年代がプロ入りする時代。おりがみ様の御気持ち、良く判ります。



大人になって現実のブラックな世界を見過ぎたからかもしれませんが、子供の頃に見詰めていたプロ野球界よりも、今は夢が無くなって来ている気がします。「プロは御金で評価される。」これは間違っていないのですが、でもそれだけでは無い筈。フロントも選手もファンの目をもっと意識して欲しいし、ファンの側も「御金を払っているのだから何でも在り。」といった考えを捨て、プロ野球を楽しみ姿勢が求められるのではないでしょうか。
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飲んだら乗るな! (おりがみ)
2006-09-15 14:26:03
連日の報道・・どうして「自分だけはだいじょうぶ」と思えるのか?幼いときからの教育?



>りさままさんへ

迎えにきてもらう幸せ、遅くまでのめる幸せ・・

どちらも人とのつながりをどのように大事にするというのがポイントですよね。飲酒運転がばれないように水を買いに走った人は・・・馬鹿ですよ、ほんと。



>giants-55さんへ

おお、カミングアウト・・。もう絶対にダメですよ!キレのあるブログをズーッと書いていただきたいんですから!!



お金が全て・・というのがもうあらゆる分野をおかしくしてるんではないかと。

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