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第22話 未来の自分へ part2

2005年02月12日 18時01分09秒 | 夢想
続きです。

五木先生曰く、

「前向きで明るく元気よくということを善として、
 暗いとか、憂いを感じるとか、悩むとかそういうものを悪として、
 それを拒絶した一方的な社会の欠陥が今、さまざまなところで現れている
 のではなかろうか。」

「人生というものは明るいだけではない。喜びもあればかなしみもある。
 天気と同じように、晴れた日があれば曇った日もある、雨の日もある、
 嵐の日もある。それでこそ自然のあり方なのです。」

ここまで読んで、
「暗いことは駄目なこと。」
「笑うことは悩むことより良いこと。」
「悩みなんてまっぴらごめんだ!」
と当たり前のように思っていた自分がいることに気づいた。

そんなんだから、悲しいことを悲しいことと思わない、
思わないようにしようと思ってるのかな?
としばし考えた。

大変なことしてた!
両方あって飛べる羽根を、
一つで飛ぼうとしてた、
飛んだ気になっていた!

ナンマンダブ~、ナンマンダブ~。
恐ろしいことです。
ナンマンダブ~、ナンマンダブ~。

「元気」という本。
「五木寛之」という人に会えて、
私の人生は少し変わった。
昨日、今日と考えたことで2日分は確実に変わった。

普通に生きていたら、私自身じゃ絶対考え及ばないことだった。
読書はこれだから止められないのよねぇ~。

ナンマンダブ~♪ナンマンダブ~♪
幸せなことです♪
ナンマンダブ~♪ナンマンダブ~♪

やべっ!
ガンダムが始まる時間です!
帰らなくちゃ!

第21話 未来の自分へ part1.

2005年02月12日 17時36分29秒 | 身辺
五木寛之さんの「元気」という本を、
やっと読み終わった。

日経新聞2面の広告で出ていたのを、
気にかけていた頃からもうすぐ1年。
そういえば、大阪駅近くの本屋で立ち読みしてたっけ。

あんときゃ、スーツで「就活」中だったな~。
確か、「ベネッセ」受けに行った帰り道で読んだんだよ。
「愁活」になったけどね。

「元気」。
分かりやすい。
誰でも知ってる、子供から年寄りまで。

知ってるけれど、
うまく答えられない。

当時私は何故この題名に惹かれ、
新聞を切り抜き、
本屋で暗記した一文を、
必死で携帯メモに書き記したのか考えなかった。

今考えるとそれは、
当時の自分が、就活で凹みそうになる自分自身を、
奮い立たせるために無意識でやっていたのか?

分からない。
意味づけならいくらでもできる。
何か当時の自分に足りない何かを求めて、
私は「元気」を手に取ったのだろう。

そんな本を昨日読み終えた。

感想?
まだ、整理できない。
深い、何年先に腑に落ちるのか。
よく分からない。

けれど、今の自分で思ったことを書き記そう。
このブログを何年先かに読んで、
「あんときゃ~、考えが若かったな~」
と思える材料にしよう。

うん。
そうしよう。

ブログって、言霊のタイムマシーン?
嘘はつかないし、ついても意味ないし。
溢れる考えを、それこそ徒然なるままに書くだけだし。
将来、何かのネタにでもしてくれ!
未来の俺よ。

意味づけはあんたに任せるよ。
今の自分はただ、ただ、書き記すよ。
良いも悪いも今は解らないけど、とりあえず未来へお土産だ。

「元気」読んで現在24歳の私が思ったこと。

○今の自分の元気は無理やり元気なのか?
○多分、今の自分は人生の晴れを生きている。
○多分、今の自分は人生の雨を生きたことがない。
○多分、それは社会に出て感じるであろう。

○雨を感じていない今の状態は不自然である。
○雨を晴れに変えようとしている自分の価値観は良いのか?
○雨の日は雨を感じ、凹む、泣く。
○無理して晴れにしようとするその考え方が不自然でないか?

○雨を知り、晴れを知り、なんとか生きていく。
○雨があるはずの今、雨を雨と思わない能天気さはちょっと問題?
○それとも今は晴れ続きのシーズン?

○晴れの最中、今の私には分からない。

もっと、暗愁を感じるほどに繊細でありたいな。
恐らく、晴れが良くて、雨が悪い、
というような簡単なことじゃないと思う。

雨を知ってるからこそ、晴れが一段と輝くのだ。
雨を知らない晴れ。
それは、決して快晴にはならないのだろう。

五木先生はこう言われている。

「戦後の時代は、暗いものを良くないと考えました。
        そして明るいものを良いと考えた。」

「笑いというものは立派なものである、
       ユーモアは文化である。」

「しかし、かなしみとか、悩みとかいうものはよくないものであると、
                      これを遠避けてきた。」

「泣くとか、涙するとか、暗い思いをかみしめるとか、
          そういうことを拒否したのです。」

「そして心の中にそのような心理的な免疫性を育てずにやってきた。」

part2に続く。