変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

話してみたいぃぃ

2009-06-01 08:26:29 | Weblog
もし、私が記者だったら、、、

この人にお話をきいてみたいぃぃ

とそう思える人達をみかけた。

大きな荷物を両脇につけて、自転車に乗った若者。
ウォーキングをしている私とすれ違いざまにとても親しげな視線が送られてきた。さわやかな印象に思わず振り返った。すると、その自転車の後ろには、「日本一周」とかいた看板をつけていた。
本州に渡っていくのだろう。
「気をつけてがんばってね」とエールを送った。

県外ナンバーの軽ワンボックスカーの側にたっている年配のおじさん。
開いた車内には、小さなテーブルと軟らかそうなお布団が見えた。
きっと、今晩は、ここに車を停めて、泊まるのかな、なんて想像した。夜、その人のところに行って、話し相手をさせていただきたいなんて思った。

それぞれが自転車に乗ったおじいさんとおばあさん。
おじいさんは、少し走ってはとまって、写真を撮っている。写真が趣味なのだろうか、少し背が丸くなっているけど、足はしっかりしてるみたい。
おばあさんは、走った記録でもとっているのか、ノートに何か書いてる様子。
お互い前になったり、後ろになったりしていたわりあいながら、走っている様子がほほえましかった。このお二人にも、お話をきいてみたいなあ。

こういう人たちに、ずうずうしく好奇心だけで、話しかけてもいいものかしら。

そうそう
実家からの帰り道、休憩がてらによく利用するスーパーがある。
そこで、ウインナーを買おうとして、みていたら、隣で手を伸ばしている人に気が付いた。
「あら、○○さんじゃありませんか」
「あ、、はい主婦してます。近くに住んでます」
「私、応援してたんですよ」
「あ、はい」
私の目を見て話してくださった。みもしらないおばさんにいきなり話かけらにもかかわらず、誠実な視線を送ってくださった。その時は、私はうれしかった。
全国的に有名な選手が、現役を引退して、故郷に戻ってきている。ひょっとして、このスーパーも利用してるんじゃないかと、いつか会うのではないかと想像していた。それが実現したのだ。そのことがなんだか嬉しかった。
でも、そんなことは、私個人のことだから、ねえ、、
そんなことを思っていたら、少しづつ、恥ずかしくなってきた。有名な選手で実力もあって、飾らない人柄に同じ県民として親しみを感じてたとはいえ、一面識もない人にいきなり話しかけられたのだ。逃げてもいいはずなのに、その人の誠実さに甘えてしまった。私は、自分の図々しさに恥ずかしくなった。

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