ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

向島「長命寺さくら餅」を食べる

2024年03月24日 | グルメ

3月も下旬になってきた、そろそろ桜の咲く季節だ、この季節になれば思い浮かぶのが「桜餅」だ。いつもはスーパーやコンビニで売っている桜餅を買うか、たまたまデパートなどに出かける機会があれば、そこの和菓子屋で買って帰るが、今年は久しぶりに向島の「長命寺のさくら餅」を食べたくなった。

この長命寺さくら餅は、創業300年の歴史を持つ老舗であり、店のホームページによれば、「創業者山本新六が享保二年(1717年)に土手の桜の葉を樽の中に塩漬けにして試みに桜もちというものを考案し、向島の名跡・長命寺の門前にて売り始めました。その頃より桜の名所でありました隅田堤は花見時には多くの人々が集い桜もちが大いに喜ばれました。これが江戸に於ける桜もちの始まりでございます」とある。

創業以来変わらない素材と製法で無添加で製造していると言う。素材は、

「もち」は小麦粉製の薄皮
「小豆」は北海道産
「葉」は西伊豆・松崎産オオシマザクラ

店の場所はちょっと不便なところにあり、東武線の押上か曳舟から歩いて15分くらいかかる隅田川沿いの首都高の高架線近くにある。直ぐそばには同じく老舗の「言問団子」がある。

曳舟の駅から歩いてたどり着くと、自家用車やタクシーで来ている人もいて、狭い店内に数人の先客がある。ただ、いつもは店内の席でもお茶と一緒に食べられるのだが、この時期に店内サービスは中止しているとの張り紙がある。店の人に聞いてみると、人手不足で繁忙期の対応ができないことが理由のようだ。

ばら売りもあるが、箱入りは5個入りから販売しているので、一番少ない5個入り1,500円を買った。

さて、帰宅して、夕食と食べたあと、デザートで食べてみた。久しぶりなのでもう味は覚えていないので新鮮な気持で食べてみた。

ここの店では、桜の葉をはずして、お餅に移った桜葉の香りと餡の風味をお楽しみください、桜葉は、お餅の香りづけと乾燥を防ぐためにつけてあります、としている。私もそれに従って桜葉をはずして頂いた。一つの桜餅に桜葉が3枚は使ってあるため餅に香りが充分移っている。

ほのかな香りとしっとりとした舌触り、上品な味である。普通、桜餅はピンク色になっているものが大部分だと思うが、ここの餅は白いのでちょっと戸惑うが、これは先にも書いたとおり無添加なので着色の添加物を使っていないせいだろう。一つ一つがそんなに大きくないので夫婦で5つは充分食べられた。

春の気分になりました。おいしく頂きました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿