東京春音楽祭の室内楽の公演を観に行った、今日はブッフビンダーのピアノソロ公演、ブッフビンダーのピアノは昨年も聴きに来て (こちら参照) 感動したので今年も観てみようと思った、場所は東京文化会館小ホール、19時開演、20時45分終演、この日の小ホールはほぼ満席でありすごい人気だと思った、この日の公演には撮影が入ると出ていた
曲目
シューベルト:
4つの即興曲 D899
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
(アンコール)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 《テンペスト》より 第3楽章
アルフレート・グリュンフェルト:ウィーンの夜会-ヨハン・シュトラウスのワルツによるコンサート・パラフレーズ op.56
今年のブッフビンダーのピアノ公演はこの日を含めて3日あり、すべてシューベルトでお題目も「シューベルトの世界」というものだ、シューベルトファンの私としては是非聴きにいかなければなるまいと思い、3公演セット券22,000円を購入した、ブッフビンダーが昨年はベートーヴェンで今年はシューベルトと私の好きな作曲家の作品を続けて弾いているのがうれしい
私はシューベルトのピアノ、歌曲などの小作品が特に好きだ、何とも言えない憂いに満ちたメロディーが多く含まれているからだ、歌曲は生涯600曲も作曲したというからすごいものだ、以前にもこのブログで紹介したが「音楽に寄せて」(こちら参照、一番下のYouTube)などは最高に良い曲だと思う
彼がもし良き伴侶に恵まれたなら、病気になることもなく、幸せを味わい、もっと違った曲想の素晴らしい作品も多く残しただろうなとはいつも思うことである
(東京春音楽祭Facebookより引用)
この日の私の座席は前から4列目、中央やや右より席、ブッフビンダーの手許がぎりぎり見えない位置、私はピアノは弾かないのでピアノ捌きより音そのものに集中したいので、宮下奈都「羊と鋼の森」に書いてあった通り(こちら参照)、中央より右側の席が良いのではないかと思ってそれを実践している
ただ、以前も書いたがピアノに近すぎる席は必ずしも鑑賞に適しているとは限らないとこの日も思った、音が大きすぎるのだ、ピアノコンクールの審査委員が座っている席は前から10列目くらいであり、その位置が鑑賞に一番適した席ではないかと推測している
この日の2曲は日ごろ比較的多く聴いている方だが、「即興曲集作品142、D935」ほど聴きこんでいるわけでもないので、演奏の良し悪しは判断できないが、ブッフビンダーを演奏を堪能できた、そしてアンコールを2曲も弾いてくれたのはうれしかった
楽しめた公演だった
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