邪宗門という名前の喫茶店が国立にあるのを知っていた、が、行こうとしたら閉店していた。荻窪にたまに行くとき、ぶらぶら散策していると「邪宗門」という袖看板とスタンドが立っている店に遭遇した。よく見ると喫茶店であったので、いつか入ろうと思っていた。
今回は時間があったので、ミニヨンに寄った後、喫茶店のハシゴをして邪宗門にも寄ってみた。
邪宗門をネットで調べてみると、邪宗門という名前の喫茶店が数店あるようで、国立邪宗門は閉店したが他の邪宗門は健在だと言うことが分かった。同じ系列なら雰囲気も同じだろうと思って、今回、荻窪邪宗門を訪問してみた。
ホームページを読むと、ここは40年の歴史があるという。うっかりすると通り過ぎてしまうような荻窪駅北口の狭い商店街にある。ドアを開けると年配のマダムが笑顔で迎えてくれる。そこで注文をして、座席は2階です、とのこと。以前は1階もあったがマスターの書斎になって現在は2階のみの営業。1階にはカウンターと厨房がある。厨房には若い男性がいる。
2階に上がる階段は急で、ゆっくり上がると、2階はそれほど広くなく、4人掛けの座席が2つと2人がけの座席が2つくらいしかない。席が空いていた良かった、その空いていた2人がけの座席に座り、くつろぐ。客は若い人ばかりに見えた。最近はこういうレトロな喫茶店が若い人に流行っているのか。
私の座席の前には大きなスピーカーがあったが、音楽は控えめな音で流れていた。昔はミニヨンのような名曲喫茶だったのかもしれない。壁にはいろんな落書きがしてあり歴史を感じた。
コーヒーの味は酸味のあるもので500円だった。座席が狭かったので30分くらいくつろいで失礼した。
ご馳走様でした。