美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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デッサン(仏)= ドローイング(英)

2012年03月19日 20時07分02秒 | 日記
ワイズ・バッシュのデッサン(ドローイング作品)。
このオランダ人は銅版画での表現などドローイング作家と言えるアーティストで、オーケストラの演奏者など動きのあるものをモチーフとしています。僕はクロッキー制作の参考にしました。
ワイズ・バッシュは、いつも酒に酔い荒んだ生活をしていましたが女性にはめちゃくちゃモテていたようです。日本の画狂人 北斎から強烈に影響を受けた人です。
ちなみにスケッチとクロッキーの違いは、短時間にその特徴を捉え描くことは同じですが、人物や動物など‘動き’のあるものを描く場合は「クロッキー」、眼に写ったかたちやアイデアなどを鉛筆やペンなどでごく簡単に記録する絵を「スケッチ」と呼びます。
クロッキーはデッサン力の基礎(手と頭の連動)といった絵画の訓練的な意味合いが強く、スケッチは制作のための記録や他者に作品のイメージや計画を伝えるため(エスキース、アイデアスケッチなどとして)用いられることがある。
なので、数時間で描くデッサンをまず初歩段階として制作をしていますが、実はこのクロッキー力やスケッチ力を意識して短分間制作を繰り返し訓練していくと実践的に使えます。

自立するデッサン

2012年03月18日 23時50分42秒 | 日記
エゴン・シ―レのデッサン。
それまでの「下絵、習作」としての意味から、それだけの表現として完結した世界を持つ「自立するデッサン」となっています。
例えばレオナルド・ダ・ヴィンチなど聖母をテーマとした絵画作品のために手や顔の表情の何枚もの習作(エチュード)を残しています。
つまりシーレのデッサンは、絵画への準備的な制約からそれを解放して、作品として独立しうるものになっています。

絵で社会貢献

2012年03月17日 10時03分40秒 | 日記
基礎デッサンをしっかり学びたい、本当のことを基本から知りたいという方は、ただ絵を楽しみたいといった漠然としたものではなく、具体的で確実なものを求めてアートスクールを探していた方が多いようです。
が、高尚なレッスンよりも気軽にスポーツジムで分かりやすい筋トレをすることで自信がつきストレス解消になるような、”確実に身につく力” ”確実に体 にも心にも効くもの”を求めているようにも感じます。

特に若い方のが、漠然とした“達成”を求めるよりは“一歩ずつ、前に進める確実なこと”しか信用しないというか、物事を慎重に考える方が多いようにみえますので、本格 的で良質なものよりもすぐに手が届きそうなレベルと分かりやすいもので“小さな達成感”を感じながら、少しずつ確かな自信に繋げていきたいのではないで しょうか?
志を高く持って、大勝負をかけていく感じではなくなってきていると思います。
アスリートにあこがれるのではなく、自分でもすぐにできる本格的な筋トレに興味を持つ感じですかね?

生活でいえば、初めての旅行先でのスリルや予想外の出会いを期待するよりも安全な家や通い慣れた場所で気心の知れた友達や家族と、あるいは気軽に一人で好きなことをやって過ごすことに興味が向いているようにも感じます。

企業のトップの方は、チャレンジ精神や自分で開拓し行動できる判断力、独自性といった“昭和の猛烈社員”が持っていた意欲とコミュニケーション能力が低下している職員が増えていることに悩んでいるのではないでしょうか?


何が正しいとか、すぐれているといったことではなく”自分らしいスタイル(流儀、哲学、テーマ、コンセプト、理想)”を見出していけることで解消されることが多々あると考えています。


キーワード:  

本格的な筋トレ  小さな達成感  安心して自由がきく環境  選択できる自由  
 自分らしいスタイル  好きなものにはがんばれる  社会とつながっている感じ 
  貢献心  幸福感  十人十色  芸は身を助ける  手に職  新鮮な環境  知的欲求と感覚的欲求のバランス

やはり大学生、社会人のアート初心の方は、共通して”安心•信用•信頼•実績”を求めているようです。
本物、本格的、基本、基礎、しっかりと学べる、アートの第一歩、デッサンから、確実に身につけたい、指導の具体性、教え方のうまさ、分かりやすさ,学びやすい環境、集まってくる仲間、新鮮な感覚、がんばれる雰囲気…、
そんなものをこの私塾でも提供できたらと考えています。

「デッサン」力が、一般的な分野でその威力をひろく発揮できると感じています。その効果の対象として、教育、医療、スポーツ、科学、政治などその可能性ははかりしれません。
その威力、効果の中にバランスの崩れた環境によってアイデンティティーを見失いかけた人の精神状態を修復し和らげる作用もあります。
物事を遂行するための最良のシステムを解明できる可能性も秘めています。
「デッサン」で学んだことをデザイン&アートの専門分野にとどめず、ビジネスや人生の営みに関わる様々な場面で活用していくことで、生活や仕事が快適になっていく方が増えていくと思います。
デッサンには、そんな力があります。

「デッサン力」で,”気軽に社旗貢献”です。


自然の森のような美術館

2012年03月17日 00時35分49秒 | 日記
美術館は、
公園です。旅です。図書館です。映画館です。散策路です。山や海です。

公園のように新しい元気が湧いてきます。
旅のようにすっかり忘れてしまっていたことを思い出します。
図書館のようにまだ知らないことが見えてきます。
映画館のように日々の中で忘れていたハラハラ、ドキドキを体験し、散策路のように自由な発想が浮かびます。
大自然に触れたときのように五感がどんどん敏感になっていきます。

美術館では、意外なほど歩いてしまいます。
動きながら鑑賞することは、心と体に新鮮な発見があります。

美術館に集まる方の目的は様々です。パソコンのように利用法は限定されていません。
散歩、感性を磨く、発想、冒険、感動、出会い、思考、リラックス、隠れ家、健康増進など、多様なライフスタイルが楽しめます。

逆に目的を意識せずに美術館に入ると色んな“発見”や“新感覚”があります。
読書がしたくなる。爽快になる。気持がよくなる。優しくなれる。頭が良くなる。美人になる。健康になる。落ち着く。強くなれる。自信がつく。自由になれる。前に進める…。

この次は何だろう?

絵の社会貢献

2012年03月15日 23時38分44秒 | 日記
デッサンで必要な観察眼とは表面的な描写力だけではない。
観ているものがどのように存在し,光など周りからどのような影響が及ぼされているのかを読み解き,理解する力である。 この力は絵を描くことにとどまらず、社会の様々な場面で必要とされている。

デッサン力が日本の現代社会でも、あらゆる分野でその威力をまだまだ一般的にひろく発揮できると感じています。
日本では芸能スポーツに関する情報や選手、芸能人たちの活躍は各メディアで頻繁に紹介され社会におよぼす影響力も大きいが デザイン力、 アート力、 クリエ一ティビティ(創造性)は、 日本のあらゆる分野での可能性を秘めながらも まだその威力や魅力を理解され、充分に有効利用されていない。その効果の対象として、教育、医療、スポーツ、科学、政治などその可能性ははかりしれません。
その威力、効果の中にバランスの崩れた環境によってアイデンティティーを見失いかけた人の精神状態を修復し和らげる作用もあります。物事を遂行するための最良のシステムを解明できる可能性も秘めています。
デッサンで学んだことをデザイン&アートの専門分野にとどめず、ビジネスや人生の営みに関わる様々な場面で活用されることを強く望んでいます。

デッサンは、表面的な技巧だけではなく、どうしたら効果的に“伝わるか”を意識することが重要。 「上手い絵」よりも「伝わる絵」。 その意識がクオリティーの高い、充実した“ものごと”に繋がって結果的に”楽しさ、喜び”が大きいものになる。 この視点、ノウハウは生活や仕事の中でも”つぼ”。