美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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伝える絵

2012年03月22日 23時27分58秒 | 日記
皆さんが多用している“言語表現”は、日常的に使っている「言葉」の説明により、他者とイメージを共有しやすいという便利さがありますが、落とし穴として”思い込み“がじゃまをし「伝わったつもり、勘違いのまま」、あるいは両者の言葉の持つ意味の認識の違いで迷路に入り込み理解し合う為に膨大な量の“不毛な情報”を要することがあります。
デッサンは難しく考えがちですが、その表現を理解すれば具体的で明快な伝達手段です。
アーティストのドローイングをみると描写表現以外に伝えている”線が示す感情“の情報を感じ取れます。
例えば「嬉しい、さびしい、怖い、楽しい」といった感情を「言葉」よりも「デッサン」の方が、その時の微妙なニュアンスを明快に共有することができます。