青森県発の総合建築デザイン誌で、創刊号の特集は、前川國男と弘前。今年末から東京ステーションギャラリーを皮切りに「生誕100年・前川國男建築展」が開かれるなどにぎやかですが、8件の前川作品が弘前市内に現存するんだそうです。それらを丁寧にみながら、「前川國男の建物を大切にする会」の活動を報告したり、「アオモリのフォルム」として津軽こぎんをとりあげたりで、年二回刊行でスタート。なにかこう、こっちの勝手なんだけどね、中綴じで粗い紙でA5判くらいでと思っていたものだから、取り寄せしてみて、ぴっかぴかの紙で開くといきなりアウディ広告ばーんで発行元や編集サイドの情報が少ないしいきなりムック然としてて戸惑う。
特集について言えば、前川さんがコルビュジエやレーモンドから得たものを日本で再現しようとして、気候風土の洗礼を受けてボロまるだしとなるようなこともあったりして、でもその作品変遷が弘前にさまざま残り、今も大切にされているようすを現地発の雑誌が報じるというのは気持ちよいです。しかし。あまりにもふつうの体裁で残念。内容も含めてもっと凝ってぎりぎりまでそぎ落として、思いきってフリーペーパーにしたほうが向いている。
とはいえ今年の花見旅行は弘前できまりです。気分だけは。
・アーハウス公式サイト
特集について言えば、前川さんがコルビュジエやレーモンドから得たものを日本で再現しようとして、気候風土の洗礼を受けてボロまるだしとなるようなこともあったりして、でもその作品変遷が弘前にさまざま残り、今も大切にされているようすを現地発の雑誌が報じるというのは気持ちよいです。しかし。あまりにもふつうの体裁で残念。内容も含めてもっと凝ってぎりぎりまでそぎ落として、思いきってフリーペーパーにしたほうが向いている。
とはいえ今年の花見旅行は弘前できまりです。気分だけは。
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