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福井良之助孔版画展

2005-03-29 | ギャラリー
佐倉市立美術館(2005.3.8-4.10)にて。
福井良之助(1923-1986)の孔版画120点に、未発表の素描や下絵約60点を加えた回顧展。構図に凝ったものよりも、よりシンプルな静物画がいい。謄写版に興味を持つきっかけになったという「ひまわりダンス研究所」の案内、母親・福井すま美容研究所の案内、日本橋画廊のカタログ(デザイン:勝井三雄)なども。
展のカタログができてなかった。いけませんね。どうしても気になる作品があったので予約。今回の展示品だけでなく海外にあるものも含めて、現在確認しうる全作品を収録するとのこと。2000円(送料は美術館負担)。
この美術館は、旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定有形文化財)の一部をエントランスホールとし、それをエル字に五階建ての建物(坂倉建築研究所大阪事務所 1994)が囲う。京成佐倉駅からまっすぐな坂道をのぼれば徒歩8分。写真は、福井良之助の「けし(2)」1959。同美術館ウェブサイトより。

ついでに、駅前から出ている送迎バスに乗り、川村記念美術館へ。大日本インキ化学工業の総合研究所敷地内にあり、広大な庭園のあちこちにメンテナンスするひとの姿が。海老原一郎設計(1990)の建物は、展示室がゆったりしていて気持ちいい。新規収蔵作品として、中西夏之の「R.R.W - チツの始まり - lll」2002、「チツの始まり - 2001・ll」2001が目をひく。白、黄緑、紫、灰、それと肌色。

なお、売店で『駄菓子屋図鑑』(文:奥成達 絵:ながたはるみ ちくま文庫 2003)が購入できます

川村記念美術館で「ハンス・アルプ展」」が4月5日からはじまるようですから、4/5~10が佐倉はねらい目。その頃には福井良之助展のカタログもできているかも。桜もね。

参考:中西夏之「カルテット 着陸と着水X」展中西夏之退官記念「二箇所 - 絵画場から絵画衝動へ - 」展(いずれも終了)

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