おかえりのすけBOOK

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本のプラ函

2005-02-15 | 製本
横積みされた本のなかからそろそろ読もうかなと思って高畑勲が翻訳+注解したジャック・プレヴェール『ことばたち』を抜きとったら、これ二冊組みなんですけどそれを入れるプラスチックのケースの背中が無惨に割れて出てきました。買ったときからいやだなーと思っていたのだけれど、いよいよしょうがないからこのケースは捨てて、はばひろのゴムででもまとめておこうと思います。そうだ、M&CO.TRAVELING BOOKSELLERS が本を買うとつけてくれていたゴムバンドがちょうどよい。 BOOK BLESS YOU. 

 ……
 もうたくさんだ雑炊は
 やつの燕麦に入れるしかないぞ
 蓄音機の針を。
 そこでぼくの血は逆流しました
 まるで木馬の一周みたいに.
 そして厩舎を抜けだして
 森へと逃げました。

 いまでは戦争は終わり
 老将軍は死にました
 ベッドで死にました
 彼の美しい死を死にました
 でもぼくは生きています それが肝心なことです
 こんばんは
 おやすみなさい
 たんと召し上がれ将軍さん。

  (「馬物語」より一部抜粋)