Adobe Creative Cloudsで初のメジャーアップデートがこないだあったが、アップデートじゃなくて完全に別ソフトになっていて面食らった人も多かったはず。僕も「え~~!!?」と思った。プラグインやらスクリプトやらを全部インスコしなおさないといけないの???と。で、CC 2014を入れてみたら何個かのプラグインは引き継がれていたけど全部じゃない。スクリプトは全滅。。。ということで「なんなん?この中途半端さは!」と怒り狂ってしばらくCC 2014を使わなかったんだが、ちょい調べたら超簡単だったんで情報共有。
すべてはここに書かれてた。
migrating settings and plug-ins for After Effects CC 2014 (13.0)
このスタッフブログと同じ説明を日本語探したんだけど見つからなかった。なのでちょいと訳してみる。これが日本語でないの不親切だよねーー。あるのかなあ。見つけられなかった。
The MediaCore folder is where the majority of the large third-party plug-in vendors install their plug-ins, in part because this is a common location from which After Effects and Premiere Pro both load plug-ins. We did not increment the version number on this folder between After Effects CC (12.x) and After Effects CC 2014 (13.0). This means that you do not need to reinstall most third-party effect plug-ins if you already had them installed for After Effects CC (12.x).
ほとんどのサードパーティのプラグインは「MediaCore」フォルダに格納される。AEやプレミアのプラグインがロードされる代表的な場所がここだ。このフォルダに関して、バージョンナンバーが割り当てられていないので、バージョンが変わっても番号は増加しない。つまり、ここに格納されるプラグインは再インストールする必要なく、受け継がれる。
On the other hand, effect plug-ins installed in the After Effects Plug-ins folder do need to be installed again or copied or loaded with a shortcut/alias from the old folder. This is a very simple process, in general, because most effects that are installed in this folder are not the ones with specialized installers and other surrounding infrastructure. But, again, follow any specific instructions from the vendors of your third-party effects if they say otherwise.
一方、After Effectsのプラグインフォルダにインストールされているものに関してはコピーする必要がある。ここに格納されるプラグインは特別なインストーラーが必要なものではないので、コピーするだけのシンプルなプロセスで済む。ただし、サードパーティベンダーから特記事項があればそれに従ってください。
One thing that I do that works for most plug-ins is to create a shortcut/alias in the new plug-in folder that points to the old plug-in folder, so the new version of the application loads plug-ins from the old location. If you do this, you need to be careful to put the alias/shortcut at the right, lower level—i.e., not at the top level of the plug-ins folder—so that you’re only loading specific plug-ins from the old location; otherwise, you’ll get warnings about duplicate plug-ins.
ほとんどのプラグインでは、ショートカットを新しいプラグインフォルダに作ればいい。そうすれば新しいバージョンのプラグインは、古いバージョンのプラグインフォルダからロードされる。これをするときに一番おおもとの階層のフォルダに入れないこと。でないと警告を受けてしまう。
とのこと。
ショートカットを作ってプラグインフォルダに放り込む
ウチの場合、ただCC 2014をインストールしただけでは、たとえばTrapcodeのプラグインが中途半端にしか移行できてなかった。たぶんこの3つはMediaCoreフォルダに格納されていたので無事移行できたのだと思われる。

Trapcodeの項目はあってもプラグインが3つしか出てこない。
なので言われた通り、CCのプラグインフォルダをひっぱりだしてきて移行できてなかった残りのプラグインのショートカットを作る。

ただしショートカットはデスクトップにしかできないのでデスクトップに。

デスクトップにできたショートカットをコピー(カット)して、新たにCC 2014のプラグインフォルダにTrapcodeというフォルダを作りそこへペースト。

そしたら無事、プラグインが全部出てきました。

この作業はスクリプトも同じことだそうで、全部のスクリプトをショートカット作って、スクリプトフォルダにペースト。それで解決する。あとアンドリューのところのElement3DはCC 2014用のバッチがあるのでご注意。
※追記(2014.8.2)
Plexus 2も普通に使えるから油断していたら、 spriteが反応してくれなかった。Version Historyを見てみたら、2.0.10aという2014対応版が出ていたので更新したら直った。下記ToolfarmのページにはPlexusのことが特記されてなかったので気が付かなかった。
すべてのプラグインのアップデート状況はToolfarmさんとこのここに書いてある。
In Depth: Adobe Creative Cloud 2014 Plug-in Compatibility & Resources
ということで「うはーーーめんどい!」と思って2014への移行は放置してたけど、意外に簡単だった。2015にバージョンアップしたときもきっと同じことだと思われる。