MōVIはBluetoothでタブレット端末と接続し、アプリで操作する。これが不思議なことにiOS版アプリがまだ出ておらず、アンドロイド端末の購入を余儀なくされる。映像やってる人はMacのファンが多いのに不思議だよなー、と思うわけだが、まあ僕も漏れなく初のアンドロイド端末を買った。で、まてよ?と思ったのがアンドロイドだからできること。それはEOSコントローラー!そいやそんなもんがアンドロイドにはあったぞ!と。といってたらAsusからNexus 7のミラキャストがアナウンスされた!MōVI + 5D Mark II + Nexus 7 + Miracast + HDMIモニタ で何ができるか!?やってみたくありません?やってみましたよ!
まずはDSLR Controllerアプリのインストール
Android端末とキヤノンDSLRをお持ちの方は必ずやっているだろうこれ。僕もNexus 7買って、そっこう入れた。DSLR Controller (BETA)、みなさん入れてますよね?
ちなみ僕が買ったのはこういうL字タイプのUSBホストアダプター。中国から取り寄せ。
マイクロUSBのコネクターがあればこのとおり。フォーカス、アイリス、ISOからピクチャープロファイルまで、すべてをアンドロイド端末で操作できる。
EOS Utilityのアンドロイドアプリ版って感じ。
ただやっぱUSBケーブルつなぐのがちょっとウザイのと、そもそも5Dを撮影に使うことが少なくなったので、現場ではいちども使ってない。が、Android端末の画面をMiracastで無線で飛ばせるとなるとこれは話が変わる。
Miracastで映像を飛ばす!
そして出ました!今回の醍醐味はこれ!!すばらしい!アンドロイド端末の映像をそのままHDMIモニタで見ることができる。いやあ感動じゃないですか?
思ったよりデカい。そしてUSBで給電が必要なのが残念。
これがあればクライアントさん用に大きなモニタに無線で出すこともできる。たったの8000円ですよ8000円!!HDMIのトランスミッタとかいくらですか?
無線でNexus 7の画面を外部モニタに飛ばす。便利な世の中だ。
ただ、AC電源ではなく、エネループのUSB給電機でMiracastアダプターに電源供給してみたのだが、不安定なのかときどき無線がとぎれ、接続をやり直ししなければならなかった。プロポ用には少し考えないと。。
MōVIに載せる!
さらにNexus 7をMōVIに装着すると素晴らしいことが起きた!前回、思わせぶりに見せたRAMマウントはこのためにあったのだ!
Nexus 7を固定したくてRAMマウントをそろえたのだ!!
フリーランス仲間の@tvtcycleことつよぽん。手元でDSLR操作。
Miracastはプレビューがすごく滑らかでよい。超便利。
もちろん手元モニタとして利用。
無線でミラーリング。ははははは!8000円ですよ!
当然そのまま手元でMōVIの調整も可能。
いやあああ、楽しい。映像制作って楽しいですね。
そうはいっても限界あり
ただし、遅延はけっこうあるので、やはりシビアなフォーカスコントロールや、キメキメのフレーミングが必要な撮影ではちょっとイライラすると思う。そこは、何十万円ものプロ用機材が存在する意味はあるわけで、たかだか8000円で代替できるわけではない。
という点が前提ではあるが、こういうソリューションを選択できるということは、悪くないのではないだろうか。ぜひお試しあれ!
※追記
残念ながらDSLR ControllerはMagic Lanternには対応していない。なのでMLを起動するとダメ。ということもあり、今回は5D3は使っていない。MLのAndroidアプリはあるはあるのだが、5D3は認識してくれなかった。