3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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最近、深センの電気街をウロウロして基盤、ケースや液晶を買って自力でiPhoneを組み立てた動画が話題になっていた。いまや中国はそんな夢のような場所。中国機材は質が低いという話をこのブログでも何度か書いたが、そんな話も今は昔。世界に冠たるドローン会社DJIを筆頭に、中国メーカーの興隆はとてつもないスピードで、むしろ中国メーカーの方が安心して買えるほどだ。そして、アメリカのメーカーの商品もほとんどが中国で作られており、類似商品も即座にマーケットに現れる。このクオリティが高い。

 


話題になったこの動画。ドキュメンタリーとしても優れてる。

 

 


Litepanels Astra E 1x1 Daylight

昨年、いろいろ考えた末にLitepanelsのAstraというLEDライトを導入した。LitepanelsはVitecグループで、変な特許を取ったりしてあまり好きな会社ではないのだが、LED照明ではこれがファイナルアンサーかな~と思って買った。

LED照明の特許紛争についてはこちらに書いた。この話、その後どうなったんだろう??

アメリカから撮影用LED照明がなくなる!?~LED照明の危機!

 

さて、嫌いなのにLitepanels Astraを導入した理由は、、、

 

  1. よく一緒にお仕事している照明さんがAstraを買われて羨ましくなった。
  2. ソニーのLバッテリでの電源供給だと不安定だしバッテリの持ちが悪いのでVマウントバッテリを電源にしたかった
  3. 同じくLバッテリ供給タイプだと光量が足りず結局いっぱい必要でめんどくさい
  4. 下から支えるタイプだとライトが不安定でU字ブラケットのものが欲しかった
  5. とにかく頑丈なものがほしい。

 

以上のような理由だ。Astraにも色々種類があるのだが、フルに粒が入っていて色温度可変の大光量のもの(照明さんが持ってたやつ)は恐ろしい値段がするので、そこまでのスペックは僕には必要ない。フルパワーだと15分とか20分しかバッテリが持たないそうで、そんなものが必要なときは照明部さんお願いするって、、、という話。


廃盤になったAstra E。かなりの廉価版。粒が半分なくお陰でバッテリ長持ち。

 

というわけで僕が買ったのはデイライト固定の半分しか粒が入ってないやつ。細かい調整ができる基盤も入っておらずごく基本的な性能のAstra Eというやつ。今はすでにディスコンになってて昨年最後の投げ売りみたいな感じで安売りしてた。3灯で1300ドルとかで、Vマウントバッテリプレートと送料込みで全部で2000ドル弱くらいだったから、これくらいなら安い中国メーカーと比較しても損した気分はないかあ、と思って買った。

 


ディフューザーボックス Kamerar D-Fuse

さて、LED照明を使う時、だいたい問題になるのがディフューザーボックス。ホントはCスタンド持っていって、ディフューザーを照明と被写体の間に置くのがいいんだけど、一人ロケでさすがにそこまではやってられない。。僕は傘を使ってたりした。

面積が大きいLED照明に使えるソフトボックス

 

最近はいろんな商品が出ている。例えばこんな商品。 

Kamerar D-fuse DF-1M LED Light Panel Softbox: Collapsible, Diffuser Foldable Portable w/ Strap Attachment for Studio Photography Camera Video

2016年の春先にこの商品が出てすぐ導入。先行予約価格で買えたので安かったと喜んでたんだが、今やアマゾンでも売ってる。

 

 

小さめのLEDライトのときは便利でこれを使ってた。僕が買ったやつは大きいライトだと入らない。


先行予約で買ったD-Fuse。小さいタイプ。


この折りたたみ式のマグネットの骨組みがキモ。


もちろんMade In China。Patent Pendingって書いてあるけど、、、

 


Astra用のディフューザーボックス

Astra用には専用ディフューザーボックスがあるんだがこれがまたバカ高い。ボックスだけで中国製のLEDライトが買えちゃうよ!!!

で、D-FuseでAstraにハマる大きいタイプが確か有ったよなーと探してたら、NeewerからD-Fuseの類似商品が出てた。しかも2000円。やっす。衝撃的な安さ。なんでこんな値段で作れるの???

 

Neewer LEDソフトボックス ディフューザー 折り畳み式 ポータブル 外側15x18インチ 内側8x13インチ 面ファスナー カメラ 写真 フィルム 映像 LED 500/576/600ライトパネル用

ただし僕が買ったのは内側が12x12インチ、外側が20インチ×20インチ。その商品はすでに見つからなくなっていた。購入時はライトの大きさに合わせ注意深く大きさを測ってください。

 

 

※追記

 

Neewer LEDソフトボックス ディフューザー 折り畳み式 ポータブル 外側20x20インチ 内側12x12インチ 面ファスナー カメラ 写真 フィルム 映像 LED 900/1000/1040ライトパネル用

僕が買ったやつの在庫が復活してた!さっそく僕もポチリ。

 

 

というわけで買ってみたところ、ほぼ同じ!なんということだろう。


袋の大きさの比較。


外形の大きさの比較。


マグネットの機構は全く同じ。


Astraにはピッタリ。もうひと回り小さくてもいいかも?


D-Fuseの弱点はベロクロが別パーツで紛失の危険が。Neewerのは一体型。

 

ちなみにD-Fuseで良ければ今も内側が12インチ×12インチのものがある。

Kamerar D-Fuse Large LED Light Panel Softbox: 12"x12" Opening, Foldable, Portable Diffuser, Carrying Bag, Strap Attachment, Photography, Photo Video [並行輸入品]

こちらは内側12インチ×12インチ、外側19インチ×19インチなので僕が持っているNeewerのやつとほぼ一緒。外側が1インチずつ小さいので要注意。

 

 


うちのチビでサンプル

 


ディフューザーボックスなし


あり。

 

というわけでD-Fuseのアイデアは素晴らしいが、まあすぐ模倣されて似たような品質のものは出ちゃうよね。。特に同じ国で作っていれば。。

ただ1点、D-Fuseのほうが周りの材質が若干良くて軽い。耐久性も上の気がする。あとはみなさまの判断で。



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