初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

迷宮の道

2017年06月01日 18時19分49秒 | お稽古、勉強


思考が絡まってスッキリ出てきません。
アイデアや構想が頭に渦巻いているからです。
簡単に紐解くようにでてきません。

アイデアや構想がたくさんあっても駄目なのです。
そのシーンにふさわしい展開は数個です。
物語は終着点に向かって決まっています。
途中の何処を通過しても構いません。
ですがふさわしい中継点は数カ所です。
無限の停車場が存在しても選ぶ点は決まっています。

この事実を掴んだのは最近のことです。
何処を通過しても良いけれど正解は限定的です。
宝探しのようなものです。
宝は地表に現れているのです。
ですが全部手に取ってはならない。

毎回苦労して作品を仕上げると新しい事実を知ります。
引き返して手直しはできません。
たいていが時間切れなのですから。

愚作から習作へ。
そして秀作から優作へと成長する。
途中で停滞するのはいつものこと。

完成原稿はテーマもモチーフが同じでも優良可です。
だからこそ似たような物語なのに感動が違います。
人類が何万年も語り継いだのに新作が生まれます。
優良可が存在して時代性や文化も変化します。
人の価値観やメディアの多様性が生じます。
終わらない物語が現実世界に存在するのです。

作家は無限へ取り付く苔の存在なのでしょう。
脳内整理に努めなくちゃ。