TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

鳥海山バックカントリー (2022 テレマークスキー35回目)

2022年05月10日 | Weblog
ついに決心しました。
百名山狙いで行った鳥海山、あの時の斜面を今滑ったらどんな感じなのか確かめたいと思いつつ何年も過ぎました。

あ、そうそうティンカーベルは三連休致します。
今月はお休みのサイクルがゴールデンウィークの関係で変わっているので、お間違いのないようにお願い致します。

さて、鳥海山とは?
鳥海山は、山形県と秋田県に跨がる標高2,236 mの活火山。山頂は山形県側にあるが、秋田県側に山頂があると主張する秋田県民で山頂争いになることが多々ある。山頂に雪が積もった姿が富士山に類似しているため、出羽富士とも呼ばれ親しまれている。山形県では庄内富士とも呼ばれている。古くからの名では鳥見山という。
と、Wikipediaでは解説しています。

では我が家からどのくらい距離があるのか。

わお!
やっぱり遠いぞ。
しかも仕事終わってから素早く出たとしても午前4時。そんでもって登るのか?

自分の過去のブログによると到着は午前3時。
あの時はまだ少しは若かったからなぁ。



着きました。寝ました。起きました。
たくさんの車が止まっています。
ここは祓川駐車場。

前回の記憶とは違うものでした。
こんなだっけ。


日焼け止め塗って首も焼けないようにシールド垂らしました。
雪焼けってものすごいですからね。
サングラスも必須です。
目玉焼きになりますから。


スタートは7時半ぐらいだったかな?
確か最後の最後で急登だった記憶があります。

本当は山友のE君と行くはずだったのですが、E君予定が入ってしまい行けなくなってしまいました。
いろいろ考えましたが、今日を逃すと本当にまたいつ行けるかわからないので決めました。

春の山の雪ってこんな感じです。
スキー場と違うのででこぼこで汚いです。
雪の表面がキラキラしているの分かります?
わずかにフイルムクラストになっています。

フイルムクラストとはザラメ雪の表面が薄く膜を張ったように凍りつく現象です。
スキーがとてもよく走るとされています。

しかし雪は腐っていてシールが濡れて重くなってきました。手入れはちゃんとしなくちゃね。
そろそろ買い替えを検討しなきゃ。


縦縞模様分かります?
この縞模様には諸説ありますが、雨風が原因ではないかと言われています。
引っかかって転倒したりとスキーヤー泣かせでもあります。
今日はすごいです。
大丈夫か俺。


そしてクレバス。
割れ目です。
つい最近月山スキー場のパトロール隊長が巨大なクレバスに落ちてお亡くなりになりました。
調子に乗って滑ってくると落ちてしまうかもしれません。
登りながら位置と深さを確認しておきます。
確認しておきますが忘れます。


だいぶ登ってきました。
日本海が見えます。
斜面、割と急です。
こんなだったっけか・・・。


振り返るとこうなってました。
だいぶ登って来ました。
3回休憩しました。
ドーナツ食べたり、着替えたり(風が出てきて寒ぅ〜)しました。


もう少し!
もう少しがつらい。
見えてるのになかなか着かないのです。


ジャーン!
登頂しました。
お姉さんに撮ってもらいました。
お姉さんと言いましたが、女性だって登るんです。
それもそれなりのお年ですよ。
男性だってもはやおじいちゃんと呼べる人も結構います。
みんなこんなことやってるから元気なんですね!
皆さんも何かに打ち込んでみましょうよ。
人生は一度です。


真ん中の雪たっぷりのところ、これが鳥海山最高峰「新山」です。
僕がいるところは七高山。外輪山ですね。
日本百名山ではこの新山に登ります。

一度外輪山から降りて登り返します。
ここにアクセスするにはアイゼンとピッケルが必要です。
E君が行かなかったのでアイゼンとピッケルは置いてきました。
ちょっと楽だったです。


では行きます。
上はかなりアイシーでろくなターンは出来ませんでした。でもちょっと下るといい感じになりました。
フラットなバーンではないけれど、前回の至仏山で掴んだコツを惜しげもなく発揮しました。

暴走しないようにショートターンで刻んでいきます。
みんな見てるぞ。
カッコつけるんだ。


だいぶ降りてきました。
滑り降りるのは一瞬だなー。
と思った瞬間、クレバスだ!

あぶねー。
スピード殺しておいて良かったです。
先の見えないところはスピードダウン。先行者のシュプールを見たりして繋がっていればGO。


真ん中のあそこから滑ってきました。
サヨナラ鳥海山。
また会う日まで。


登山口が見えてきました。
わかります?
渦巻き状のクレバスです。
珍しいですね。どうやったらこんな風になるんだろう。

そのあとは薮を抜けるためにスキーを外したりしなければなりませんでした。
先行者がスキー履いたまま突っ込んで蜘蛛の巣に絡んだようになっているのを見て、ためらわず脱ぎました。


駐車場でしばらくまったりしながら明日の用意をしました。
明日はE君と月山に登る予定です。

移動の途中ガソリンスタンドに寄って、通りかかった温泉に入りました。
なんと300円でした。
誰もいなかったので久しぶりに食事をしてみました。
温泉併設の食堂です。

『すみません、冷たい蕎麦って出来ませんか?』
そこのおばちゃんメニューに無いのに『いいわよ』と言ってくれました。

おばちゃんありがとうございます。
お湯はちょっと熱めで疲れを癒してくれました。
たぶん僕がその中で一番若かったです。
今年60歳なのに・・・。

コメント
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