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受法寺本堂建築誌
伝統木造工法により建築中です
本堂後面樋
2006年11月17日
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本堂屋根は、山が近くにあって落ち葉が溜まるので、正面の向拝と玄関棟上部だけに樋を取り付けることにしていました。
しかし本堂後面には、下屋の屋根に落ちた雨水が跳ね上がり、軒桁を濡らす恐れがあったので、樋を付けました。
井戸補修
2006年11月17日
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昔からあった井戸は、井水を利用することを考えていましたが、水量が不安定で、水質を改善する為には、かなり投資することになりますので、今すぐに利用することは中止にしました。
しかし井戸は、将来は庭水や地震の時に利用する事も考え、そのままに残すことにしました。
そこで補修は、玄関に使用していた鉄平石を利用して周囲を囲み、上部を豆砂利洗い出しで仕上げています。
豆砂利洗い出し
2006年11月17日
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石灰石の石積みの上、浜縁下の犬走りは、豆砂利洗い出しで仕上げられます。
モルタルと豆砂利を混ぜ合わせ、最後に水を吹き付けて、表面を洗い出します。
先に施工した亀腹漆喰や木材を汚さないように、完全に養生しての作業です。
豆砂利と墨を混ぜて落ち着いた色のモルタルにより、外回りを風合いのあるものにしています。
玄関棟銅板縦平葺き
2006年11月16日
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二重になった玄関棟屋根の、銅板縦平(たてひら)葺きが行われました。
庫裏の瓦屋根の取り合いでは、下に敷き込むようにしています。
施工した直後の銅板が、光り輝いています。
玄関棟銅板一文字葺き
2006年11月15日
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玄関棟の屋根は二重になり、銅板葺きになります。
下部の銅板一文字葺きがおこなわれました。
本堂の一文字葺きの幅は160mmでしたが、玄関棟の下部は小さいので幅105㎜にしてあります。
この工事も岡山の「カナメ」さんより、職人さんが泊りがけで施工されてます。
六葉(ろくよう)
2006年11月15日
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柱や長押(なげし)が交差した部分に打ち留めた建築金具の頭を隠すための六葉を、取り付けました。
この六葉は、屋根の妻部分の菊座と座金からなる同じような装飾(木製)ですが、こちらは真鍮製となります。
金箔紙貼込作業 骨縛り
2006年11月14日
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昨日貼った楮紙とは漉き目を直角に変えて、伸縮を押さえるように楮紙を貼る「骨縛り」と言う作業です。
二回めは、紙の方に糊をつけて貼って、引き締めるようにします。
金箔紙貼込作業 胴貼り
2006年11月13日
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内陣荘厳を施すと、須弥壇・脇壇には絵が描かれることがあります。
将来にはそのような荘厳もしたいと考え、今回の工事では土佐漆喰塗りを計画していました。
そうなるとせっかくに漆喰壁が覆われますので、変更して金箔紙を貼る事にしました。
手がけられるのは、普段は掛け軸や屏風の修復などをしている南国市の工房「浮月」さん。
金箔紙は、厚さの面で少し不安があるので、裏打ち作業を加えることにしています。
この作業では、金箔紙の伸縮を押さえる為に、裏打紙の楮紙(こうぞし)を漉き目を変えて裏打ちするように計算しています。これで重ねると金箔紙の伸縮をゆるやかにすることができます。
今日はあらかじめ取り付けた桟に糊をつけ、楮紙を貼るという「胴貼り」という工程でした。
床板墨付け
2006年11月13日
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養生材を取り除き、床板に斜に墨をつけ、一枚一枚に番号をつけました。
これは床板を外した時に、元通りに戻す為のものです。
浄化槽据付
2006年11月13日
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浄化槽の、据付工事が行われました。
21人用なので、大きさはW3355×D2100×H2140もあります。
使用量としては小さななものでも足りるかと思いますが、寺院は集会場として算定されるので、この大きさが必要です。
掘られた穴に設置の後、周囲に砂で埋め戻しました。
浄化槽掘削工事
2006年11月11日
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昨日から始まった浄化槽の掘削工事は2.7mの深さまで掘り進みました。
取り付けられるのは21人用浄化槽で、据え付ける穴も巨大になりました。
2.2~2.5mの深さに、周囲と色の違う地層があり、昔の海底のように思われます。
この後で、砂利を敷いて底版コンクリートを打ちました。
亀腹漆喰塗り終了
2006年11月11日
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本堂西側から始まった亀腹漆喰塗りが、今日の北側で終了しました。
工事が終った夜間は、猫が侵入して足跡をつけないように、シートで覆いました。
よろい戸
2006年11月10日
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玄関棟に、よろい戸が付けられました。
板の厚みも充分にある重厚感のあるものです。
瓦屋根と、本堂の土佐漆喰壁・銅板壁と良く調和しています。
亀腹漆喰塗り
2006年11月09日
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昨日からの、亀腹への漆喰塗りが続いています。
下から型枠で造ったコンクリート・土塗り、そして漆喰塗りです。
先に仕上げてしまうと傷が付くので、浜縁取り付け後になり、狭い所での作業となりました。
舞良戸(まいらど)釣込
2006年11月08日
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堂内内部の物入れ、便所、厨房、棚に、すべて桧材の舞良戸(まいらど)の釣込みがおこなわれました。
写真は後門入口で、初めは障子でしたが、板の間側からがすべて舞良戸になるように変更しました。他の舞良戸は一面だけに桟が付きますが、ここは内陣側にも入れています。
構造物には少しながら、「照り起くり(てりむくり)」が生まれていますので、現場で大工さんが現場で調整しました。
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