菊道 とりゃ、めん!!!

菊道 とりゃ、めん!!!

うれしいメルマガ 【変わったもんにならずばなるめェ!】

2005-06-10 | はい!せんせ!
おかあちゃんへ

「メルマガ」ってご存知ですか?

メールマガジンの略です。
E-メールで定期的に送られてくる
回報誌みたいなもんです。

私、『読書普及協会』のメルマガに
登録しておりまして、
先日、勇気づけられるメルマガが
送信されてきました。

それは、
清水理事長の「本の紹介文」です。

お母ちゃん、
ぜひ、読んでみてください!


【ココから】

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  突然ですが…

      実は、あっしは本当は無口でございやしてね。

  いやいや、本当ですってばっ!!!

なにしろ柔道部時代は、私語などしようもんなら、大変なことになったもの
ですから。
部活の先輩諸氏のおかげで、この寡黙なあっしが出来上がっていたわけで。
しつこいようですが、本当ですからね。

最近、色んなステキな方々に「悩み相談」みてェなもんをされる機会が
増えているんですがね、
悩みなんてもんは大体、すでにご自分自身の中に
答えがあるもんなんですぜ。
それを知っているあっしとしちゃあ、いちいち、説教くせェことを
言うこと自体、野暮なことだと思っていやす。
ほら、根は寡黙ですから。しつこいようですが。

ところが。

一杯お酒が入っちまうとあら不思議。
ペラペラといい加減なことをしゃべっちまう。
「こんなの俺じゃない・・」と思いつつ、話し出すと止まりやせん。
それが近頃流行の「ドクスメ闇語り」なーんて、言われだしちまって
少々こっぱずかしい。。。
ついついこの間も、若ェ衆捕まえて、
「ちょいとあの本、持ってきてみねェ」
って、話し出したら止まらねェ。

  「いいかい。この本のここ、読んでな、こう考えな」

この一言を皮切りに、話がえんえんと長くなっちまいやす。

       聞きてェですかい?

        聞きたくない?

いやぁ~、聞こうが聞くまいが、調子が出ちまったあっしには
もはや関係なくなっちまうんでさあ。
悪りぃくせでね。へへへ。そして今夜も夜が更けていく・・・。

それじゃあ、ちょいと昨晩の模様をお聞かせいたしやしょう。


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よお! 菊ちゃん。
ちょいとあの本、持ってきてみねェ。
そうそうこれこれ。いいかい、

  『ものを知らない者は、愛することができない。
   もののやり方を知らない者は、それをすることが出来ない。
   もののわからない者は、ものの価値がわからない。
   だが、ものを理解する者は、人を愛し、ものをよく見、
   理解していくだろう。
   知識を得るほどに、愛は深くなってゆく…』

よくな、本を読んで知識を得たってェ、
自慢げに眉間にしわ寄せて言ってるのがいるだろ。

あれ、実に勿体ねェー話なんだぜ。
本を読んだら、人が好きにならなきゃいけねェんだ。
好きになれば、人に好かれる。
これが宇宙の法則ってやつだ。
まっ、おめェの場合、
生まれながらの○(まる)顔だから心配いらねェやな。
とうちゃんかあちゃんに感謝すんだぞ。

次にここ読むからな、

  『いい本は、単なる本を超えているものです。
   単なるデータ、情報、知識として以上のものが、
   そこにはあるといっていいでしょう。

   そういった本は、叡智であり、人生でもあるのです。
   たくさんの人生が、そこには詰め込まれています。 

   本を読むことは感じることであり、考えることであり、
   感動することであり、生きることなのです。』


なっ。いい話だろ。
本屋のルーツってのはお寺なんだぜ。

「本」って漢字には「宇宙」って意味があるらしい。
昔むかしはお寺で写経したり、お坊さんの有り難いお説教を
聞かせていただいたりしてな、智恵ってなものをつけていったんだ。

だからよ、菊ちゃん。
たまにゃあ俺の話も真面目に聞くんだぞ。たまにでいいから・・・。
ちなみに今はちゃんと聞いてるかい?

さあさあ、次はここを読まずばなるめェ、

  『危険をおかす人、ルールを破る人、流れに逆らう人、
   人とちがう方法を選ぶ人、人の目を気にしない人、

   真に自分の声に耳を傾ける人、
   自分は自分の人生を生きて
   人には人の人生を生きさせようとする人、

   自由奔放に生きる人、
   欲求に正直に生きて人を傷つけず楽しんでいる人・・・・・
 
   彼らを「考え足らずだ」というのは失礼な話です。
   彼らこそがもっとも意識をもって生き、本当の自分と
   語りあいながら歩み、それを表現しながら
   生きている人々なのですから。』

こういう人たちは、世間じゃ「変わった人ね」なんて
言われちまうんだ。

ところがちょいと考えてみっとな、
俺の知っている所謂「成功者」って言われる人たちってェのは
みんなこの中に入っちまうんだぜ。

世間様の押し付ける「常識」なんて目もくれねェ人たちで、
いいと思うことにゃあ、一歩も引かずに突き進んでいく。
そんな粋な方ばっかりなんでい!!!

なあ、菊ちゃん。
おめェもな「早起き先生」(詳しくはコチラ↓)
http://www.yomou.com/hayaoki.html
なんてわけのわかんねェこと、始めやがったが、
まわりの評判なんざ気にするこたあねェ。
しっかりと自分の道を突き進め。俺がツイてらあ。

次な、ここ読んでみっか。
これはな、二歳の子の日記を編集したもんなんだぜ。

  『火曜日、八時十分。
    カーペットに香水をこぼしちゃった。いいにおいがした。
 ママは、香水がなくなったので怒っていた。

八時四十五分。
    コーヒーの中にライターをおっことしちゃった。
    パパとママはおこってぼくをぶった。
   九時。
    キッチンからおいだされちゃった。もう、はいっちゃダメだ
    といわれた。
   九時十五分。
    パパの部屋からもおいだされた。ここも、もう、はいっちゃダメ。
   九時三十分。
    ようふく入れからカギをもってきてあそんだ。
    ママはカギとぼくを見つけられなくて、
    おおごえで名前をよんでいた。
   十時。
    赤えんぴつはっけん! カーペットにらくがきして、またおこられた。
   十時二十分。
    ししゅうの針をもってきて、まげた。もう一本ソファにつきさした。
    もう針をさわらせてもらえなくなった。
   十一時。
    牛乳をのまなくちゃいけないのだけど、水のほうがいい! ぼくが
泣きだしたら、ぶたれた。
   十一時三十分。
    たばこを折ったら、たばこの葉っぱがでてきた。おいしくなかった。
   十一時四十五分。
    へいの下でムカデをおいかけた。
    あかい虫がいっぱいいるのを見つけた。
    おもしろかったけど、もうやっちゃダメだといわれた。
   十二時十五分。
    うんちをたべた。へんなあじがした。もうたべちゃダメだといわれた。
   十二時三十分。
    サラダにつばをはいたら、たべられないっておこられた。
    もうつばをはいちゃダメだって。
   十三時十五分。
    おひるねのじかんだけど、おきてた。ベットのうえにすわっていた。
    さむかったっていったら、あったかくしなくちゃダメだといわれた。
   十四時。
     かんがえていたのだけど、なにをやってもダメだといわれるのなら、
     なんで生まれてきたんだろう?』

アメリカの学者さんが調べたらしいんだけどな、
0歳から8歳までの子供は、
平均して一日に35回「ノー」と「やっちゃダメ」って言われるんだとさ。

・・・・・悲しい話じゃねェかい。

人生ってもんは冒険だぜ。
生きてりゃあー。うまくいくことも、いかねェことも当然ある。
しかしな、あきらめちゃあ、終わりだ。

おらあな。
菊ちゃんが会社を辞めて、自分の道を生きるんだってェのを
聞いたとき、しょうじき「やっちゃダメ」って
言いそうになっちまったのをぐっぐっとこらえてな
「良かったな。やるじゃん!!!」
ってェ言葉を選んだんでい。

どうでぃ!!! おめェもいい兄貴分持ったろ!!!!! え?
なんであん時、止めてくれなかったんだってか。
うるせェ!!!
今頃になってごちゃごちゃぬかすな。
なんとかなるさ、
今は生徒が誰もいなくてもな・・・・・と思うよ・・・・・。

  『人生の充足を得るためには、
   じっくりと努力をしなくてはいけない時期が訪れるものです。
   そこで他人に理解されているかどうかなど、
   些細なことです。
   自分がわかっていればいいのです。それで十分なのです。
 
   わがままであることは、自己中心的であるとか、傲慢だと
   受け取られることもあります。

   「あの人は自分が大好きなんだ」
   「あの人は自分のことばかり考えている」

   という印象を強く与えることにもなります。
   ですが、だからどうしたというのでしょう?
 
   成功への束縛から解きはなたれるためにわがままになるのは、
   そんなに悪いことなのでしょうか?』

なっ!!! 菊ちゃん。自信を持て。
でもな、福岡のおかあちゃんとおとうちゃんは心配して
くださっていらあ。
この親心。ここだけは有り難く思って精進しろ。
わかったな。

そう言えばな、いつも頭使うより前に、
体が動いちまう菊ちゃんにぴったりの、
いいこと書かれているところがあったっけ。

  『もっとも新しい神経学の分野で素晴らしい発見がありました。
   知性は体を通して供給され、脳とはまた別のところから生じる
   思考が存在するというもので、ある本の中で

   「なにかを経験しても、その情報はまっすぐ脳へと
    伝わるわけではない。
    まずは神経ネットワークを通じて腸や心臓へと
    行きわたるのだ。」
   と書いています。
   
   そうなのです。腸にはニューロンと細胞のネットワークがあり

心臓には脳みそと非常によく似た神経の働きがあるのです。
   それらは「第二の脳」(腸)、「第三の脳」(心臓)とされています。

   腸は独立してものを記憶し、学習し、人の考え方やその修正に
   作用しているというのです。
   すべての人生経験は、腸で独立した意識となります。

   感情を表す言葉には「腹を割る」「はらわたが煮えくりかえる」
   「肝を据える」「腹が立つ」などといった表現が多いのは
   そのせいかもしれません。

   多くの人々はこの感覚や作用について教育を受けず、
   第二の脳からなにか強烈な信号が発せられても、意識することが
   ありませんでした。

   心臓が発する電磁場は、脳が発するそれの五千倍も大きく、
   腸と同じように独立して学び、記憶し、
   人生に対してどう働くかというガイドラインも
   備えているのだそうです。

   過去の経験を直感的に活かす働きをしているという説も
   あるそうです。
   なにかを胸で予感したり、直感したりする、強い意識のことだと
   考えられます。
   脳よりも大きな役割をもっている可能性もあるのです。』

どうでぃ!!!!! こりゃあ、びっくりだぜ。
菊ちゃんも安心したろ。頭だけじゃねェんだってさ。
腸でも考えることができるんだって聞いて、
太っ腹バカボンも大喜びさ。なんだか俺もホッとしたぜ。

これからおめェもな、自分のおつむ一つで社会に打って出ていくんでぃ。
向かい風にむかってしっかり進んでいくんだぜ。

    泣き言いったらただじゃおかねェから覚悟しろぃ!!!

迷ったら自分のハートにしっかりと聞くんだ。
「人が喜ぶ道はどっちなんだろうか」ってな。
それでも道に迷ったら笑ってろ。
菊ちゃんの笑顔に勝てるやつはいねェ。
誰かが必ず手をさしのべてくれる。それが宇宙の法則ってやつよ。

ここまできたら四の五の言わずに読まずばなるめェ~。

レジで新米店員あみちゃんが、ニッコリ笑って待ってるぞ。
ほらほら、サイフ出しねェ。

おっといけねェ。この本の名は、

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 【Letters to Me  レターズ トウ ミー】   (ポプラ社/刊)
             著:アレックス・ロビラ
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発行: NPO法人 読書普及協会
    編集人: 清水克衛

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早速、私、次の日、この本を読んでみました。
サラリーマンを経験した私、、、
著書の「思い」がビンビン伝ってきました。

思わず、本に赤ペンで線をたくさん引いてしまいました。

清水理事長ありがとうございます!!