グアヤキルからこんにちメン!!!以前グアヤキルでホームステイしていたグスタボさんの家にいます。そこで、今インターネット出来ます。ありがたいです。ありがとう。グスタボ兄さん!!!今のうちに、ボリビア旅行で撮ったお気に入りの写真を紹介しておきますね。 (明日クエンカに帰るとインターネットできないので)
この写真は、インカ帝国誕生の地と言われている
ティティカカ湖の太陽の島で撮ったものです。
日の出です。
しかも撮った日付は、インカ帝国で大切な日。
太陽の日が最も長くなる6月21日。
日本でいうと、夏至の日です。
インカは太陽を神と拝め、
ペルー、ボリビア、チリ、エクアドルのアンデス山脈
沿いに発展していたった文化です。
よって、太陽の日が一番長くなる、
太陽と一緒にいられるこの日が、
重要な意味を持つのはすごく自然に感じました。
ティティカカ湖周辺では、
「アニョ ヌエボ アイマラ (Año nuevo Aymara)」
と言って、アイマラ族の新年を祝う日です。
従い、写真の日の出は、現地の人にとって
インカの初日の出にあたります。
さて、6月21日の行動について。
前日の夕方に島に入り、早めに就寝しました。
当日は朝4時45分に起床。
太陽の島の小高い山の上に登頂を開始しました。
当然ですが、あたりはまだ真っ暗。
懐中電灯をうっかり首都のラパスに忘れてしまったので、
月の明かりと、
エクアドルから持って行った携帯のディスプレイの
光を頼りに歩みを進めていきました。
それに従い、空が少しずつ明るくなっていきました。六時ごろ山頂に到着。
現地の人を中心に100人前後の人たちが
まだ暗い中、山頂に待機していました。
もちろん、インカの新年を祝うためです。
小生、皆の迷惑にならないように、
山と湖と空が見渡せる
近くの手頃な石に腰掛け、
太陽の方角に身を任せました。
アンデス山脈の雄大さ、
青く澄み渡るティティカカ湖と空、
そして、そのアンデスの上空に浮かぶ月と星、
そのコントラストが本当に幻想的で
日が昇る前から寒さを忘れ感動しきりでした。
インカ帝国がここから始まったのも納得できる、と感じました。
そして、7時ごろ、いよいよ、
アンデス山脈から太陽神が
出でようとしていました。
人ばかりでなく、すべての物(動物・植物・鉱物・空気等のすべて)が、
その瞬間を固唾と待ち望んでいる様子でした。
現地の人は、両手のひらを太陽の方角へかざし、
その崇高なエネルギーの恩恵を受けようとする姿勢で待機していました。
日が頭を出したその瞬間、
少し、ざわついていた周りの雰囲気・空気が
一瞬静寂に包まれました。
それと、目の錯覚かもしれませんが、
自分の眼の前が真っ白な光に覆われました。
時間と空間の感覚がなくなった感じです。
時間的にはものの数秒だったことでしょう。
しかしながら、とても長く感じられました。
そして、太陽が完全にアンデス山脈から昇りきった後、
どこからともなく、自分の近くの人たちと抱擁を交わしあい、
新年を祝いあいました。
(生への感謝をお互いに確認しあっているように感じました)
写真は下山途中に撮ったものです。
初日の出を拝んだ後、人々が輪になって
祈りの言葉を唱えていました。
以下、感覚でわかったことですが、
「太陽は ただ、光輝いて与え続けているだけ。
そして、この太陽は宇宙とつながっている。
自分はその宇宙とつながり生かされいる。」
そんなことをふと感じました。
福岡のサムライカアサン、
この写真、眺めとるだけで、よかエネルギーがあると思うけん。
ボリビア土産です。
「あんた、そんな夢物語なんかより
ボリビアのお菓子とかお酒とか送らんね!」
って、声が聞こえました。
すみません。全部食べて呑んでしまいました。。。(笑)
おあとがよろしいようで。
え?よろしくないですか?グスタボ兄さん?
また、グアヤキルで日本食、食べに行きましょう。
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