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子育て支援で先駆的な滑川町。非核平和都市宣言もしっかり。こんな町です

1世紀前の「スペインかぜ」の時は

2021-05-01 | コロナ禍

今年も緊急事態宣言下の大型連休。感染の波はしずまらず、東京はふたたび千人超え。大阪では1日の死者数が最多に。いつ、だれが、どこで―。1年以上たっても相変わらずの状況は国の無策を象徴しています

1世紀前、今と同じように猛威をふるった「スペインかぜ」。当時の内務省衛生局の記録『流行性感冒』にこうあります。「本病の流行は全国的規模で蔓延(まんえん)し…その伝播(でんぱ)は特別の階級の人々に局限することもなく、職業、年齢も関係なく、国民みな等しく罹患(りかん)したために多大な被害が生じた

▼そこには国民の助け合いや公共団体による貧困者への救済や支援も記されていました。薬や食事の提供、マスクの配布、巡回診療や無料の予防接種。こうした措置は「相当の効果をあげることができた」と

▼活動には当時の時代背景が映されています。第1次大戦で急激に拡大した日本経済。成り金をうみだす一方、物価の高騰で国民は生活難にあえぎ、米騒動や労働争議が爆発的に起きました

貧しさの意識の変化と貧富を痛感させる社会への関心。それが政治にめざめる国民をひろげ、労働組合や農民組合が次つぎと結成されていきました。第1回のメーデー(1920年)が開かれたのもこの頃です(『日本の時代史24』)

▼きょうは、第92回メーデー。コロナを口実にした解雇や雇い止めを許さず、くらしと命を守るたたかいのもとで開かれます。給付や補償を求める声をさらに大きく。働くものが手を携え新しい社会をつくるために

 

                     — しんぶん赤旗より — 


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