第55回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(通称、赤旗名人戦)が10日、東京都渋谷区の日本共産党本部で始まりました。地区・都道府県大会を勝ち抜いた108人と招待の4人が熱戦を繰り広げ、ベスト8が決まりました。準々決勝以上の対局は11日です。
囲碁では、初出場の16歳同士の対決を、川口飛翔さん(埼玉)が鈴木智大さん(神奈川)に勝ってベスト8に。同じく初出場16歳の笠原悠暉さん(大阪)も勝ち残りました。
将棋では、初出場の上田洋さん(京都)が、前回優勝の小山怜央さん(招待)を破ってベスト8進出。ほかに初出場の溝上裕亮さん(岡山)もベスト8に駒を進めました。
囲碁・石川県の長尾華奈さん(37)はリーグ戦で敗退。「8歳の息子と囲碁をやるようになって、自分も強くなった気がします。また出場したい」と話していました。
開会式で小木曽陽司実行委員長・赤旗編集局長は「55回目にして初めての日本共産党本部での開催です。代表選手の皆さんにも日本共産党、『赤旗』の素顔の一端を知っていただければ…。長年支えていただいている日本棋院、関西棋院、日本将棋連盟に感謝します」とあいさつしました。
会場が党本部に変わり、見学・付き添いの人は去年より7割多い98人でした。名古屋市の女性(20)は、昨年も今年も友人の応援にきました。「前より広い明るい会場でとてもいいです」と言いました。
開会式では囲碁審判長の小島高穂九段、将棋審判長の屋敷伸之九段もあいさつしました。