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核兵器廃絶を誓う ― ビキニ事件 久保山愛吉氏の墓前祭

2020-03-02 | 反核・脱原発

静岡・焼津

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(写真)久保山愛吉氏の遺影に向かって祈る参加者=1日、静岡県焼津市の弘徳院

 米国が太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行い、第五福竜丸など日本漁船や周辺住民が被災してから66年となる1日、故久保山愛吉氏=第五福竜丸元無線長=の墓前祭が静岡県焼津市の弘徳院で行われ、各団体代表が核兵器廃絶に向け誓いました。主催は日本宗教者平和協議会です。

 開会あいさつで日本宗教者平和協議会の荒川庸生理事長代行は、新型コロナウイルスという困難の中での開催だが、今年は極めて重要な年だと語り、墓前祭をスタートとして原水爆禁止運動を大いに盛り上げていこうと呼びかけました。

 第五福竜丸平和協会の山本義彦理事長は、水爆実験で被災した人、実験場とされた地域の全ての人へ思いをいたし、今後一切の核廃絶に挺身(ていしん)することこそが、久保山さんへの私たちの未来からの贈り物になると確信していると述べ、世界の核開発、保有、貯蔵、利用の一切を根絶すると誓いました。

 原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会の野口邦和共同代表のメッセージを、高草木博同会共同代表が代読。ヒバクシャ国際署名を旺盛に行い、核不拡散条約(NPT)再検討会議、米国での世界大会の力を結集し、被爆75年となる8月の原水爆禁止世界大会を大いに成功させ、世界諸国民の先頭に立ち、核兵器廃絶の扉を開く歴史的使命を果たすと語りました。

 中野弘道焼津市長、松井一実広島市長、田上富久長崎市長からメッセージが寄せられました。

 被災66年3・1ビキニデーアピール文が、木藤功・静岡県原水協理事長により読み上げられ、参加者の拍手で採択されました。

 諸宗教による平和の祈りとともに、参加者は久保山氏の遺影、墓に祈りました。

   

 

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