COP26の開催に合わせて、FFF(未来のための金曜日)Japanは6日、日本の政府や企業に脱石炭を求めて各地で世界気候アクションに取り組みました。東京都新宿区では、COP26が開かれている英国とオンラインで結び現地からの中継やスピーチが行われました。「石炭火力発電廃止」などのプラカードを掲げた若者たちが声を上げました。
「『命を優先しろ』というシンプルな問題」―。愛知在住のヒルダリアさんは、日本の政府・企業が石炭火力発電の建設計画を進めているバングラデシュの仲間と連帯し、企業に建設中止の申し入れをしたことを報告しました。命と利益がてんびんにかけられていることが問題だと強調。「運動で圧力をかけるために一緒にたたかいましょう」と呼びかけました。
FFF滋賀の高須海地さんは、経済的に困窮している状況では気候問題に目を向けることが難しいと指摘し、「経済や資本主義を考えなければならない」と訴えました。政治を通して気候危機を解決する重要性を語り、「僕たちのつくる政治には可能性があふれている」と語りました。
埼玉から参加した女性(20)は、COP26で岸田文雄首相が石炭火力からの撤退を明言しなかったことに危機感を覚えたといいます。「日本政府に向き合ってもらうよう同じ世代でもっと声を上げていきたい」
初めて参加した大学3年生の女性は、発言者が必死に訴える姿に「問題は深刻で楽観できることじゃないと実感した」と話しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員や吉良よし子参院議員、都議らが参加しました。
— しんぶん赤旗より —