埼玉県春日部市の江戸川河川敷で5日、「大凧(だこ)あげ祭り」が行われ、春の空に色とりどりのたこが次々と舞いました。たこ揚げは子どもの初節句を祝って行われ、同市によると江戸時代後期から続いています。
(写真)「大凧(だこ)あげ祭り」で100人以上の
人が綱を引き、揚がる大だこ
=5日、埼玉県春日部市
大だこは和紙と竹で作られ、縦15メートル、横11メートル、重さ800キログラム。100人以上の人が綱を引っ張りました。「世界」と「平和」が描かれた二つの大だこが力強く浮かぶと歓声と拍手が起こりました。
誰でも参加できるたこ揚げコーナーは、子どもらが河川敷を元気に走りたこを揚げていました。自作のたこを操る人もいました。
たこ揚げは初めてだという小学3年生の男の子は「高く揚げられておもしろい」と夢中でした。ブルーシートで作ったたこを持参した男性(40)は「素材が重すぎて揚がりません。失敗です」と苦笑いしました。