オスプレイ飛行問題で県と懇談(2/13)
1月中旬以降、オスプレイがひんぱんに埼玉上空を飛行した問題で、県平和委員会は2月13日、日本共産党埼玉県議団の協力を得て、県の基地対策担当と懇談会を持ちました。
懇談会では、県内各地から寄せられた目撃情報をもとに、県平和委員会が作成した「オスプレイの推定飛行ルート図」を示しながら、オスプレイが県西部・北部一帯を、県にもルート下の市町村にも一片の通告もなく縦横に飛んでいるようすを説明。国・防衛省に対し「飛行ルートの情報開示」「人口が密集する市街地上空の飛行中止」を求めるよう要望。あわせて、ピース・キャラバンで22市町を訪問してきたことを紹介、県の基地対策協議会に所属していない市町村への情報提供やヒアリングを含む情報収集に努めるよう要望しました。
これに対し、県の基地対策担当は、沖縄をはじめ米軍の事故が多発していることを受け、渉外関係主要都道府県知事連絡協議会(渉外知事会)を通じて、「安全運行」「原因究明」「再発防止」「情報開示」を国などに求めていると説明。
オスプレイの飛行などについては県の基地対策協議会に所属していない市町村からも苦情が寄せられており、「このチャンネルを大事にしていきたい」と述べました。
また県平和委員会は、2月15日から3月2日まで宮城・王城寺原でおこなわれる日米共同訓練のため、米軍厚木基地にオスプレイが飛来することが南関東防衛局のホームページに掲載されていることを紹介。訓練では埼玉上空を飛ぶ可能性が濃厚なのに、厚木基地は北関東防衛局の管轄ではないため、埼玉県には情報が来ていないことを指摘。関係自治体として国・防衛省に対し、情報提供を求めるよう要望しました。
「オスプレイ配備中止」を国に求めよ、県に要請(4/10)
県平和委員会は4月10日、「CV22オスプレイの米軍横田基地への配備中止」を国・防衛省などに求めるよう、埼玉県に要請しました。
県平和委員会は「要請書」をもとに、関係する県・市町に何の連絡もなく横田配備が強行され、飯能、入間、日高3市の市長が防衛省に申し入れたことを紹介したうえで、「CV22は特殊作戦用で、MV22より危険。墜落や落下の危険もあるが、見過ごせば米軍の敵地侵攻訓練が埼玉上空でおこなわれることを認めることになる」「横田配備の中止を国に求めてほしい」「基地対策協議会に加わっていない市町にも、県がイニシアチブをとって情報提供し、埼玉の空の安全を守るため頑張ってほしい」と申し入れ、「要請書」を手渡しました。
県側からは企画財政部の犬飼課長が対応。「これからもしっかり対応したい」との回答がありました。
要請には県平和委員会をはじめ、さいたま南、所沢、狭山などから7人が参加。日本共産党県議団から4人の県議が同席しました