学校で読んだ本を記録していますが、合間に本の紹介もしています。小学校高学年~大人まで読める本を中心に読んでいます。 よろしければ、ご参考までにどうぞ。
『床下の小人たち』 メアリー・ノートン/作 林 容吉/訳
床下で 「借り暮らし」をしている小さき人たち。
ポッド・ホミリー・アリエッティの1家は、床上に住むニンゲンの家から、いろいろなものをこっそり借りてきて暮らしています。 マッチ箱はタンスに、古切手は壁掛けに、安全ピンに洗濯物を干し・・・これらは、借りてきているのであって、決して盗んでいるわけではありません。それがたとえ、食べ物でありお腹の中に消えてしまったとしても、です。 慎重に借りに行くポッドにとって、「見られ」ることは絶対あってはならないこと。大きなリスクを負いつつ床上の家に赴くのは、とても危険なことなので、そのスリルといったらありません。
その上、床上の家に男の子が預けられたことで、小人のアリエッティとの交流が生まれ・・・。
魔法の世界のようなお話と思いきや、ハラハラドキドキする展開も待っていて、まさに「心のおどるような楽しさ」なのです。
我が家からなくなる ヘアピンの数といったら! これまで何百本と買ったと思うのですが・・・使おうとするたびになんだか少なくなっていたのには、こういう訳があったのだと知り、ほっと一安心です。私も「借り暮らし」を支えていたのですから。
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