『八朔の雪』 『花散らしの雨』 『想い雲』 『今朝の春』
この頃、児童書やYAの類の本を読むことが多く、久しぶりに手にした大人の文庫、「みをつくし料理帖」。
時代小説ならではの落ち着きや、言葉の美しさを感じつつ、時間を惜しんで読み耽る。
現代のように便利さに走っていない時代を、朝のこと夜のこと想像しながら読む。
人と人のつながりがあったかで、登場人物それぞれに幸せが待っていてくれたらいいのにと願う。
「料理帖」のタイトル通り、章ごとに作り出される料理も重要なポイントでもあり、巻末にレシピまで
載ってもいるのに、料理の部分が先行してしまわない不思議さ。
料理の形容が、ほんとに美しいのに。
何にもまして、人情味溢れるストーリーが、読者を引き付けているのでしょう。
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