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国宝 彦根城を探索

2014-08-20 16:37:18 | インポート

久しぶりに長女夫婦と孫の誘いで琵琶湖周辺を散策、彦根城を訪れた。どっしりとした牛蒡積と言われる石垣の上に三層三階建ての天守閣が幾つもの破風を巧みに組み合わせ、美しい外観を誇っていた。京橋高次が築いた大津城から移築されたと言われ、慶長12年(1607)頃に完成し当時18万石の時代で規模はあまり大きくはないが、城本来の機能と曲線の優美さに優れていると言われ、昭和27年(1952)に国宝に指定された。炎天下の中長時間の時間待ちを耐えて天守に昇って見た。勾配65度と言う木製の狭い階段、黒く煤けた柱、矢狭間・鉄砲狭間や窓など全て金網張り、何らの展示物もなし、高欄等も無い天守内部に国宝とはこう言うものかと思い知らされた。

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表門から坂道を上り詰めた所にある廊下橋(非常時には落し橋)を中央に天秤のように左右対称の建物が天秤櫓と言われ、国指定の重要文化財となっている。長浜城大手門を移築したものと伝えられている。石垣は右側が築城当時の牛蒡積(積み方が一見粗雑に見えるが奥に砂利や小石を固めて、表面は大きな石を牛蒡のように突き刺して積み上げていく手法と言われている。)、左側が江戸後期の改修による落し積と言われている。

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彦根城に隣接して楓御殿と呼ばれた彦根藩の下屋敷が有り、宝永5年(1677)4代藩主井伊直興により造営が行われ同7年に完成した。昭和26年国の名勝に指定されており、楓御殿の庭園部分を玄宮園、建物部分を楽々園と呼ばれている。幕末の大老井伊直弼もここで生まれたと言われている。

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やはり和歌山城との違いは、広大な石垣と城郭を取り囲む内堀、戦災を免れた事が幸いしたものと思う。最終的には世界遺産を目指しているそうだ。


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2 コメント

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mejiro3さん、こんばんは~♪ (のん)
2014-08-20 20:56:46
mejiro3さん、こんばんは~♪
素晴らしいレポートですね。
写真も良いですね。
すっかり語り部さんになられましたね!
国宝の城ではあと犬山城だけ行ったことがありません。
冥途の土産に是非訪れたいと思っています。
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のんさん コメント有難うございます。「京橋高次」... (mejiro3)
2014-08-21 10:37:24
のんさん コメント有難うございます。「京橋高次」築城の大津城云々と説明しましたが「京極高次」の間違いでした。失礼しました。只今11月挙行のウォーク「参勤交代の資料作り」でバタバタしています。
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