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主治医に見た理想の医師像

2013-06-06 19:43:49 | 生活

永い間お世話になった耳鼻科の先生が閉院された。もう三~四十年前になるが、海水浴が原因で慢性中耳炎を患い、以来風邪をひいたりアレルギー性鼻炎を発症するたびに先生にお世話になった。色々な問いかけにも図面を書いて丁寧に教えて戴く等物腰の柔らかい先生で発症のたびに駆け込んだが、ニコニコ笑いながら対応して戴いた。在職中転勤等で他の耳鼻科へ行くこともあったが、手術を勧められることが多く仕事の関係等で中々踏ん切りがつかず休日を利用してこの先生の所へ通ったが、先生は「手術等しなくても大丈夫」と治療をして下さった。おかげで今では再発することも無く時々予防を兼ねてお伺いしていたが、血圧計を脇に置いて頑張っておられた。このたびお歳の関係もあって閉院を決意されたようだがそれでも知人の耳鼻科の先生に紹介状を書いて下さる等、行き届いた対応は患者に向き合う医師の理想像を見る思いであった。「永い間お疲れ様でした」と先生のご健勝をお祈りしてやまない。(6月29日ニュース和歌山へ掲載)