gooブログはじめました!

忌憚のないご意見を投げかけて下さいね

和歌山城、養翆亭、秋二題

2014-11-01 21:24:52 | インポート

しばらくご無沙汰でした。このブログ人もプロバイダ―(OCN)のブログサービスが間もなく終わりますので、次から新しい装いで登場しますのでよろしくお願いします。

P1020527

和歌山城を西側から見ていますが戌亥(いぬい)櫓が傾いています。どうですか?そのように見えませんか。?天守台の地形の関係か目の錯覚か判りません。

P1020537

P1020529

県下で実在する最古の茶室、養翆亭の内部です。今回内部を見せて戴き、御座の間、次の間、侍溜り等19室が旧状のまま残されており、タイムスリップしたようでした。また、御座の間と茶室実際庵等を結ぶ「左斜め登り廊下」は障子・畳は全て菱形と言う珍しいもので庭園も含めて国の名勝に指定されている。

P1020525

一の橋大手門から堀を覗くと人の姿を見るだけで鯉が無数に寄ってきて口をパクパク、その凄ましさに驚きました。

P1020548

先日、田辺の友人から「松茸山の権利を買ったので来ないか。」との連絡が有り、出向いたが思った程の成果は無かった。半日かけて2カ所だけで期待はずれでした。


季節外れの蝉を見た!

2014-09-05 10:18:08 | インポート

先日和歌山城内の裏坂上り口の石垣に羽化したての蝉を見ました。

P1020513

北島三郎の演歌「百年の蝉」の一節を思い出し、案内中の観光客を放り出して写真をパチリ。季節外れの一本杉で命を終える蝉を見た。我慢7年土ん中、お天道様に逢うまでの永い苦労を背負って鳴いた・・・案内を終えて再度行って見ると脱け殻だけが残っていました。


国宝 彦根城を探索

2014-08-20 16:37:18 | インポート

久しぶりに長女夫婦と孫の誘いで琵琶湖周辺を散策、彦根城を訪れた。どっしりとした牛蒡積と言われる石垣の上に三層三階建ての天守閣が幾つもの破風を巧みに組み合わせ、美しい外観を誇っていた。京橋高次が築いた大津城から移築されたと言われ、慶長12年(1607)頃に完成し当時18万石の時代で規模はあまり大きくはないが、城本来の機能と曲線の優美さに優れていると言われ、昭和27年(1952)に国宝に指定された。炎天下の中長時間の時間待ちを耐えて天守に昇って見た。勾配65度と言う木製の狭い階段、黒く煤けた柱、矢狭間・鉄砲狭間や窓など全て金網張り、何らの展示物もなし、高欄等も無い天守内部に国宝とはこう言うものかと思い知らされた。

P1020502_2

表門から坂道を上り詰めた所にある廊下橋(非常時には落し橋)を中央に天秤のように左右対称の建物が天秤櫓と言われ、国指定の重要文化財となっている。長浜城大手門を移築したものと伝えられている。石垣は右側が築城当時の牛蒡積(積み方が一見粗雑に見えるが奥に砂利や小石を固めて、表面は大きな石を牛蒡のように突き刺して積み上げていく手法と言われている。)、左側が江戸後期の改修による落し積と言われている。

P1020507_2

彦根城に隣接して楓御殿と呼ばれた彦根藩の下屋敷が有り、宝永5年(1677)4代藩主井伊直興により造営が行われ同7年に完成した。昭和26年国の名勝に指定されており、楓御殿の庭園部分を玄宮園、建物部分を楽々園と呼ばれている。幕末の大老井伊直弼もここで生まれたと言われている。

P1020505

やはり和歌山城との違いは、広大な石垣と城郭を取り囲む内堀、戦災を免れた事が幸いしたものと思う。最終的には世界遺産を目指しているそうだ。