gooブログはじめました!

忌憚のないご意見を投げかけて下さいね

原発は「時代遅れ」か

2014-01-26 19:21:06 | 生活

東京都知事選では原発政策が主要論点の一つとなっている。元首相の細川護熙氏(76)は都内の街頭演説で「原発をやっている先進国はどんどん減っている。こんな時代遅れのものはやっていられない。日本も自然エネルギーにより国造りを進めて行くべきだ。」と語り「原発ゼロ」を主張した。だが原発が「時代遅れ」と言えるのだろうか。

世界では中国やインド、韓国等新興国を中心に、新規原発建設が多数計画されている。特に中国は沿岸部を中心に数十基の原発新設を予定している。日本が単独で「原発ゼロ」に突き進んでも日本人の安全が保証されることは無い。むしろ東日本大震災で得られた教訓を生かして安全性を高めた原発を中国に普及させた方が、原発事故のリスクを軽減させる事に資するのではないだろうか。

にもかかわらず原発を時代遅れと決めつけ、原発の輸出を悪いことのようにとらえる。それは周辺に核保有国が有りながら「非武装中立」を唱える左翼リベラル勢力の姿勢と重なり合う。まるで外敵に遭遇すると砂の中に逃げ込む「潮まねき(蟹の一種)」のように環境や現実を直視しない「砂浜の潮まねき」的思考と言っても過言ではない。

エネルギー関係専門の東大教授は、「原発が停止し電気料金が大きく値上がりしているのは日本だけで、エネルギー政策は国際情勢やコスト高のリスク等、様々な観点から決める必要がある。」と指摘している。都知事選でこれらの問題を問う事に無理が有るのは明らかだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿