今回の小さな島旅で私に一番慰謝を与えて くれたのは、実は雲だった。 その美しいこと。 変幻自在のおもしろいこと。 ただ一人の束縛を待つと書きしより雲の分布は日々に美し アララギの歌人、故・三国玲子の歌が何度も 口をついて出た。 島々のいたる所に釣り人が居た。 100人以上は見かけたのではなかろうか。 でも、私を感動せしめたのは老女三人の 釣りである。 生活(たつき)の為の釣りが、ここにある。