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「色づく街」私的詳細解説

2008年02月15日 14時49分59秒 | 音楽(記事)
色づく街   有馬三恵子/作詞 筒美京平/作曲 南沙織/歌

「いまもあなたが好き
 まぶしいおもいでなの
 あの日別れた駅にたたずみ
 ああ青い枯葉かんでみたの」
これが一つのかたまりで、あと一つのかたまりからこの曲は出来ている。
軽い感じで歌い始める。
「あなた、おもいで」をリズミカルに歌う。
「別れた、たたずみ」高い声で、シンシアの声の魅力がMAXだ。
「ああ青い枯葉かんでみたの」声を出して歌う。

「街は色づくのに
 会いたい人はこない
 母に甘えて打ち明けるには
 ああ少し大人過ぎるみたい」
「街は」…マッチは
「人は」…ヒットは、これらはリズム重視のため声がはねている
「甘えて、明ける」高声の魅力

「愛のかけら抱きしめながら
 誰もみんな女になる気がするの
 さよならはその日のしるしね」
第二のフレーズ。
軽く、リズミカルに歌っている。
「その日のしるし」一語一語切って、強くうたう。「ね」をのばす。

「人に押されて歩く夕暮れ
 ああ あなただけがそこにいない」
「押されて、夕暮れ」高い魅力的な声。

「愛のかけら…その日のしるしね」(先程のrepeat)

「街は色づくのに
 あいたい人はいない
 人のやさしさ人のぬくもり
 ああ通り過ぎてわかるものね」
「街は」…マッチは
「人は」…ヒットは
「優しさ、ぬくもり」高音の魅力
「通り過ぎて」切って、強く歌う。


以上が詳しく聴いた結果です。
声を出したりひいたり、切ったりのばしたり、自在に変化させながら歌っています。
この頃の南沙織は絶好調じゃなかったかな。
声が綺麗で、魅力的だ。
特に高い声が宝石の様に綺麗だ。
この曲はファルセットを使っていないが、それを見つけた時は嬉しかったね。
わからないほど、巧妙に高い音も出しきっていた。本当に凄い歌手だ。

Cynthia Premium によると
「ビブラートを出来る限り抑えることと、声のボリュームを自由自在に調節すること、この二つのことを心がけて歌うようになりました」
これは尊敬する歌手仲間にいわれたそうです。

この歌い方で成功した曲「色づく街」
シングル盤を当時買った時も、この曲は相当良いなと思いました。
珍しく私の評価と世間が一致しました。
これは南沙織の最大のヒット曲といっても間違いはないでしょう。

アルバム「二〇才まえ」(はたちまえ)に入っています。
このジャケットはシンシアにしては非常に明るい印象があります。
前作「傷つく世代」が笑ってなかったから、余計そう感じたのかもしれません。
でもシングル盤は笑っていません。
彼女はあまり「つくりわらい」をしなかったように思います。
自分に正直だったのでしょう。
そんな純粋な南沙織が大好きです。
だから曲を聴いて感動するのでしょう。

リズムに乗って歌うと、歌詞がはねますが、これは岡崎友紀はもっと極端に出ます。
「ファースト・ラブ」「ママはライバル」は極端です。

「ファースト・ラブ」
まっだ(まんだ)恋なんかじゃない
たっだ(たんだ)あなたが好き
いっま(いんま)あなたが好き
 カッコ内の様にもきこえる。
 変な発音であることは確かだが。

「ママはライバル」
はっやーく大人に はっやーくなりたい私も
おっかしーなおっかしーな
私とパッパと マッマと パッパー

これは岡崎友紀だけと思っていたが、南沙織もそうだとすると、リズムに乗って歌った時は誰でもこうなるのかな?


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