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せつなさと希望との間に~

人生に於ける生き甲斐と悩みetc.諸々を綴る。

私の読書傾向をフォトチャンネルで!

John Mung !

2011-05-04 11:30:54 | 無常観
         ~この時期にジョン万次郎と出会う不思議!?~

天保10年≪1839年≫土佐の国の貧しい漁村に住む少年がひょんなことから太平洋の大海原に投げ出されて始まる”ジョン万次郎と日本開国”の歴史の一ページだ。

”波濤編”に於いては、万次郎12歳~14歳幼さの中に、真鍮色の瞳に宿る素晴らしい眼力(遠視)を秘めた健気な孝行息子は、何かを持っていた。

鯨漁を得意とする故郷の漁村から逃げ、あてもない船旅の途で其の類まれなる器量を見出した筆之丞と行を共にする事が、鳥島で運命の嵐に翻弄されるきっかけとなった。

同じ頃、アメリカ東海岸ニューベッドフォードから、壮大なスケールで捕鯨漁への出港を果たすホイットフィールド船長が居た。

彼との遭遇が、日本とアメリカの明日を開く新しい歴史の始まりとなるのか

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Positive Spiral?

2011-04-23 11:26:24 | 無常観
”利益ばかりが優先されれば、環境を壊す。人間はよく似た破壊を繰り返す!”

21世紀に突入して以来、環境汚染!特にCO2による地球の疲弊が切実な問題と為って来た。

なんちゃって総理が突然ぶち上げたCO2削減25%の枷に右往左往する日本の政財界は

石油に代替する電力!つまり原子力のプラス面ばかりを安易にもて囃した結果がこれだ

恐れていたチェルノブイリ原発事故の悲劇が再来する福島原発

海洋汚染は、地球上に”負”の連鎖を撒き散らすのか

環境保全と再生に本気で取り組もうとする有志たちが、旧態依然とした机上の理論で10数年間死に体に放置された諫早湾干拓地の堰を開放させる快挙に打って出た。

美しい海岸線を断ち切り、ブザマなコンクリートの防波堤で日本列島を囲うより、静かな入り江と干潟を取り戻す事こそ、地球再生の一歩なり

東北大地震と津波の被害を思うとき、人類が感謝と畏怖の心を持って自然と共存する事が火山の国日本に与えられた指標ではないかと自省する日々でもある。


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~バイアウト~

2011-04-16 10:02:25 | 無常観
2005年春!120年の歴史に胡坐をかいた老舗鐘紡の巨大粉飾が明るみに出た

公正であるべき監査法人青山もグルとなり、過去の累積赤字2000億円を連結外し帳簿上黒字に見せかけるアドヴァイザーと成り果てた結果がこれだ。

渦中の財務担当常務嶋田が自らを潔白と訴えた”責任に時効無し”を読んだばかり

真実は当事者しか判らないながら、身びいきの匂いもする表現がうざい

一方、経済小説のプロ『真山仁』にかかると、鐘紡へのTOBなど行きがけの駄賃程度にスルーあっさり度にスケールの違いは否めない。

冷血美人刺客やフライトアテンダントとの情事を散りばめながら経済界のドンを自認する爺達の私利私欲に塗れた保身術をさらりと”ENTERTAINMENT”の世界に紹介する。

実際、21世紀の証券界には「スティールパートナーズ」を始め、外資ファンドが強引な遣り方で日本企業の経営を脅かす事例が相次いだ。

成り上がりLivedoorも真似して乗っ取りやまがいのTOBを掛けた放送局からこっぴどい仕返しを受けた事は記憶に新しい。

企業なんて名前ばかりが一人歩きしても其の実態は火の車状態が多いんだよ。

坂口安吾の『堕落論』が度々引用される本質論には考えさせられる。

~堕落すべき時には真っ当に、真っ逆さまに堕ちねば為らぬ。

道義退廃混乱せよ。血を流し、毒にまみれよ。~坂口安吾~

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”気”の発見

2011-04-09 16:02:10 | 無常観
       『気』とは? 肉体と心をつなぐ情報系エネルギー

光ファイバーの様に、体内にはそのエネルギーを流すシステムが出来ているのだと気功師望月勇の説が。。。

ホリスティック界のリーダー外科医帯津氏の体験によると、人間の臓器の間には隙間がある。この隙間にこそ、生命エネルギーが潜み、臓器と臓器を繫いでいるのではないか?との説。。。

この隙間を「気場」と呼んでいるそうだ。

先日『首の後ろを押すと病気が治る』松久正の本を読み、”神経のつまりを取る事が外科手術より効果ある”とするガンステッド.カイロプラクティック法を試行錯誤中だが?

間違った生活習慣と心のあり方が、神経の流れを詰まらせる

確かに東洋の伝統としては『気力、気合、気分、やる気を出す、気が抜ける』等..

『気』から発する言葉が多い。我々の心は『気』と結びついた運命なのかもね。。。

物識り五木寛之の考察では、『道教』の教えがこれに適っているとか

『気は宇宙のエネルギーであり、混沌の思想「ゲン」から産まれ出る「元気」が一切の『元』であると、既に江戸時代の養生訓≪貝原益軒≫に記されているそうな

こじつけでもええじゃないか身体に気を巡らせ、元気と活気を甦らせることが、今の世の中に必須の条件さ

原発にも津波にも負けない身体と精神を鍛える『気』で乗り越えたいものよ。

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また、あしたから。。。

2011-04-02 12:57:20 | 無常観
             ~砂丘と星と海と木々~

美しい砂丘の浜岡太平洋の波が砂を洗う。太陽が真っ直ぐに沈む。

書き出しに有る様に。1967年2月1日ねむの木学園の設立許可が降りたのは、浜岡原発のすぐ傍であった

肢体不自由児生徒7名の分教場で”劇団角笛”シルエット劇場を披露した後、我々20代の仲間たちも呑気に砂丘を駆け上り、寝転んで平和な空を見上げていた。

いえいえ、まり子さんは既に解っていたから30年後には、必死の思いでお役所と交渉し、現在の掛川市への引越しに成功したと言う。

ずぶの素人だって原発事故の怖さを意識するのに、利益優先の企業と役所は人間の命の重さなんて二の次

上辺だけのきれい事で安全神話を推し進める行政に、常に抵抗して来たまり子さん。

「就学猶予」と言う名目で教育現場から置き去りにされる障害児と共に、厚生省や文部科学省の狭間で戦い続けたまり子さん。

40数年を掛け、命がけで子供たちを守り続け、一歩一歩彼らの生活圏を勝ち取って来た”ねむの木”には、多くの賛同者と学園を支援し続けるヴォランティアの力がある。

今、アスリートや芸能人が挙って「東北大地震の被災者を救おう!心は一つ」と叫んでいるけれど、一時的な興奮状態で有ろう≪それも必要だ≫

しかし、福祉と言うものは継続し続けなければ

先日、学園内で横領事件が発生し、血を吐く思いで積み上げて来たこれまでの努力が無に帰するのではないかと心痛の余り倒れたまり子さんからの悲痛な声が届けられた。

”継続は力なり!しかし一瞬の不祥事で脆くも崩れ去る信用”それは東電にこそ向けられるものであって、”ねむの木学園”は存続する。

命を掛けて子供たちを守れるのは”ねむの木学園まり子園長”しかいないから。。。


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惨酷人生!!

2011-03-25 10:36:37 | 無常観
         ”天災は忘れた頃にやって来る”

文字通り驚天動地の大災害マグニチュード9.0更に前代未聞の大津波が!

東北ばかりか関東は浦安一帯の埋立地が液状化現象で泥まみれ状態

かきいれ時のディズニーランドが一ヶ月の休園を余儀なくされた。

二週間を経ても尚余震が頻発いづれ東海地震もと怯える揺れが続く。

今度は放射能に汚染された水や野菜にパニックが起こり、乳児以外は大丈夫と言う広報を尻目に、水の買占めに走る輩が。。。

『地球最後の日』が脳裏を掠める日々だが、「不要不急の外出を控えて」の掛け声も虚しくガソリンスタンドに列を為す車一体自分だけ生き残って何が嬉しかろうか?

各地で募金や救援運動が盛んになるにつれ、居ても立ってもいられない状態で「歯ブラシが欲しい」の声に即、旅行の時に持ち帰った各国の歯ブラシ、石鹸、シャンプーリンスやサランラップを透明の袋に仕分け、確か紙コップと割り箸もあったなと勇んで出張所へ駆けつけて見ると

船橋の割り当ては11品目限定辛うじて役に立ったのが100膳の割り箸と歯ブラシのみお役所仕事ってこんな時も融通が利かないさ

TVでどこをつけても同じACに苛立ち、夫は何を信じて良いのやら?と三井へ募金に駆けつける。6月に予定していたトルコ行きもキャンセル。

これ位で事態が好転する訳も無く、相変わらず非常時体制のまま”引き篭もり”と化して積読に陥るも、どれも心に響かない。

『あなたはまだ知らないの?2010年を生き抜くヒント!』に騙されて開いた本は精神分裂気味女の意味不明な言葉の羅列だ

時間の無駄!と3分で中止した

こんな時、心を落ち着かせるのは何が良い?やはり身体を動かすに限るねと臨時に開放されたGYMへ通うしかないか。

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プロメテウス トラップ!

2011-03-06 12:51:58 | 無常観
  事実は小説より奇なり昔からよく言われて来たが。。。

カンニングの世界も試験中に堂々とウェブサイトを使ってQ&Aを試みる時代

大胆不敵と言うよりも「開いた口が塞がらぬ」タワケ者奴

世論は喧しく『悪質な組織的犯行かメディアを総動員し、”大山鳴動して捉えてみれば鼠一匹”の体たらくだ。

あまりに短絡的な若者の思考が、自分の生涯を傷者として過ごす事に為るのが解らぬか

現代の世相を予知してか、サイバーテロの脅威とハッカー気取りで安易にFBIの機密システムに侵入を試みた元MIT留学生”能條”が3年間の刑務所暮らしとその後の人生を棒に振る経過報告小説がコレだ

サイバーテロ今やIT戦争の代表とも言える国家機密の暴露合戦(ウィキリークス)華やかなりし時代だ。

北朝鮮が総動員して韓国やアメリカの政治、経済組織を撹乱するサイバー攻撃

国家戦略として国民への情報統制に公然と利用する中国。

人間の脳をdigital化して行くと、感情や善悪の判断すら出来ず、ロボット化社会が世界を動かす事になりそう。

10歳で天才少年と持て囃された小童、MIT(マサチューセッツ工科大学)在籍中能條のハッカー行為を見破ってFBIに売った同僚パンドラ

Super Computer並みのIT技術を発揮したばかりにFBIと反政府との両サイトから追われる能條の運命は?

単なるエンターテインメントと見過ごす事のできない哀愁が心に残る。

アナログよ!今再びの過去を呼び戻そう~
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恋するアナリスト?

2011-02-26 18:22:39 | 無常観
ファンドマネージャー企業アナリストストラトジスト≪戦略家≫etc.5年前なら一種のリスペクトを感じて好意的に見たかもしれない人種

日経新聞をさっと取り出し、まだ新米のペーペー男を引き連れて颯爽と成長企業の発掘に出向く女性 マネージャー

しかしながら新興成金ほりえもんやインサイダー情報で魚父の利を得ると、さっさとシンガポールにトンズラした村上ファンドの行儀の悪さに、株式投資を敬遠する風潮が未だ去らず

何が企業分析だか?結局は成長産業を逸早く見つけて私腹を肥やすか財政悪化を見越して売り抜けるか?魑魅魍魎たちの金に執着する姿ばかりが垣間見える。

株式市況の数字を見て一喜一憂するなんざお子様レベルの投資家!

亜紀という女!いっぱしの証券アナリスト気分で、駆け引きに掛けては自身を持つ分析家?だが。。。

好ましく感じていた同業藤原から危うく”助こまし”のターゲットにされそうに!

自分の時間を犠牲にし、成績に拘る余り善悪の分別も失くす「セルアナリスト」って

ふと気づいた負け犬女同志が手を組んで厚顔無恥男にリベンジを果たす。

偽情報に安易に引っかかって自らの財産も信用も失った男に同情は禁物よ。

哀しいかな、仕事しか生き甲斐を感じない氷女にとって、Money Gameの虚しさを知ることは意義がある。

「和楽フード」や「こ和楽」のもじりネームが何やら『ワタミ』を連想させるけれど、決して渡邊美樹さんがモデルではないと信じたい。

彼の手帳には、2011年の目標!東京都知事になる事が書いてあるはずだから、ファンとしてそれを実現させて欲しいものだわ。

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私が人生について語るなら~

2011-02-20 09:33:50 | 無常観
最近の風潮~90歳過ぎて現役バリバリの日野原氏や日常の気持ちを「くじけないで」の詩歌に纏めて自分にはっぱをかけるおばあちゃん?等が話題になるが。。。

年齢にはそれなりの身の処し方があるんじゃないのと思いつつ、高齢化社会に向かってエールを送るべきか否か疑問に思うこの頃。

87歳の著者が半隠遁生活の中でつぶやく言葉に耳傾けてみると、これまでの拘りから少しだけ開放された。

自分が自分らしくあれば良いかつては’らしく’に拘ったものだが?

十代の若者に呼びかける形は、一世紀近く生きた先達の語り口調に頷けるものがある。

上手く生きなくて良いー自分を大切にー好きなことが生きるエネルギーを生み出すがむしゃらに前進しないでのんびり構えよ!と。。。

特に「老子の言葉」に目覚めたのは著者が60歳過ぎてからと言う点は納得がいく。

【孔子、孟子、老子】と中国の古典に名を連ねる思想家達の何を知っていただろう?

英訳で読む『老子』の詩的なリズムとイメージを日本語に翻訳してみたら

彼らが『命』を通して人間を見ていたことに気づくそうな

「どんぐり」から「人間」まで全ての命の源となる神秘的な宇宙エネルギーを私も感じてみたいと思うこの頃

本当に強いものは柔らかい。何故なら、硬いものは強く見えて脆いものだから

うーんねむの木学園園長の宮城まり子さんがいつも書いているね

やさしく、やさしく、やさしいことは強いのよって

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ハゲタカ!!

2011-02-11 13:28:12 | 無常観
 神武以来の好景気に浮かれ、いづれ来る祭りの後の虚しさを予感しつつ、不動産バブルに踊らされた’80年代!

20世紀末!宴の後に何が残った

山一証券、日長銀、北海道拓殖と次々に破綻する大手の金融界

海外で暮らす日本人には、先の見えない不安が渦巻く恐怖の時代があった

当時3万人の駐在員が生活するSingaporeでは、海外事業部の撤退により潮が引く勢いで3分の2が帰国高層マンションに閑古鳥が鳴く寂しさ

こんなピンチをチャンスと狙うのが米国資本を嵩に来て乗り込んだ’ハゲタカファンド’と呼ばれる非情なビジネスマン達だ。

バブル崩壊で早速ローン返済に行き詰る企業をタダ同然に買い叩く

しかし、日本の政治屋と自己保身&腐ったプライドにのみ拘る銀行屋のトップが蒔いた種≪JALの成れの果てを見ろ≫

現場のBankerに求められるのは『「悪いと承知で悪を行うふてぶてしさ及び発覚したひには捨石になる覚悟で無けりゃ出世も覚束無い哀しい性』が現実の姿

悪の張本人の様に言われる”ハゲタカファンド”が事実を冷静に突きつけなければ日本の能無しトップ共は責任も取らない事を、土建屋代議士小澤の居直りが証明する。

誰かが悪代官の首に鈴を附けなければ日本は変わらないよ

全く不良債権を次々と生み出したのは日本政治のお粗末さと経済界の欲の皮の突っ張り合いが原因だろうが

真山仁の作風には現実を直視する勇気と、究極に人間愛があることでほっとさせられるけれど。。。


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