福音の力を体験せよ １５０
私たちは、これからも様々な誘惑にあうでしょう。神様は私たちが、誘惑を受けることがなくなるとは、約束しておられません。しかし主は、恵みを約束して下さいました。そして、「わたしの恵みはあなたに対して十分である」と言われたのでした（Ⅱコリント１２：９）。さらに主は、別の約束を下さいました。
“あなたがたの会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。”（Ⅰコリント１０：１３）
“われらの天の父は、信者に試練が及ぶのをお許しになる前に、すべての試練を計測、計量なさる。”（ＯＨＣ３２３）
宇宙戦争 ２４
それは、あまりにもたくさんの人が、サタンに同調しているからです。現在神様を信じているという人の大半が、サタンの考えを支持し、サタンと手を組んで、神様に敵対しているからです。その人たちは、自分たちが面と向かって神様に反逆しているとは思っていないかもしれません。しかしその心にあるのは、サタンの精神なのです。つまり、神様の戒めは不要であるとか、戒めのあるものは従うけれども、全部は従わないとか、心を尽くして神様を愛するのではなく、自分への愛着をたっぷり持って、神様を愛して天国には行きたいけど、罪は捨てられない、そういう人が多いのです。そういう人が口にするのは、「十字架を信じれば救われる、十字架はどんな罪人も赦される」、というものです。
もしそのような人を、神様が天国に受け入れられたら、サタンは、「あら、神様、あの人たちと私と、どこが違うのですか。あの人たちを受け入れるのでしたら、私も天国に入れて下さいよ」と言わないでしょうか。そうしたら、神様はどう答えられるでしょうか。もし、サタンの精神に動かされながら、罪を捨てていない人を天国に受け入れるとしたら、サタンを受け入れない理由はありません。
