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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

十戒は廃されたのか?デイビット・カン 第20回

2017年11月10日 | 日記

3、では古い契約は何だったのか?

 

十戒が古い契約ではない事が分かりましたが、私たちは今や、何が古い契約であったかを聖書から探してみましょう。そのために私たちは、聖書の出エジプト記へ遡って行くべきです。シナイ山で結ばれた契約には、異常な点が一つあった事を知らない人が多くいます。神様がご自分の律法を与える前に、モーセを山の上に呼び、ご自分と民の間で結ぶ契約を提案されました。“さて、モーセが神のもとに登ると、主は山から彼を呼んで言われた、「このように、ヤコブの家に言い、イスラエルの人々に告げなさい、『あなたがたは、わたしがエジプトびとにした事と、あなたがたを鷲の翼に載せてわたしの所にこさせたことを見た。それで、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、あなたがたはすべての民にまさって、わたしの宝となるであろう。全地はわたしの所有だからである。あなたがたはわたしに対して祭司の国となり、また聖なる民となるであろう』。これがあなたのイスラエルの人々に語るべき言葉である」”(出エジプト19:3~6)。

 

神様がモーセを通して、どのようにご自分の提案を民に伝えるようにされたのか注意してみてください。ここには、真の契約の要素がすべてあります。双方のための条件と約束が提示されています。そしてもし、イスラエルの民が神様のこの提案を受け入れるなら、契約は結ばれることになります。神様が提示されたことに対して、彼らはどのように反応したでしょうか?

「それでモーセは行って民の長老たちを呼び、主が命じられたこれらの言葉を、すべてその前に述べたので、民はみな共に答えて言った、『われわれは主が言われたことを、みな行います』。モーセは民の言葉を主に告げた」(出エジプト19:7,8)。

民の答えが神様に奉げられると、すぐに古い契約の基礎が置かれました。しかしその契約が公式に施行される前に、まずその条約を封印して認証する儀式が挙行されました。「そしてモーセは主の言葉を、ことごとく書きしるし、朝はやく起きて山のふもとに祭壇を築き、イスラエルの十二部族に従って十二の柱を建て、イスラエルの人々のうちの若者たちをつかわして、主に燔祭をささげさせ、また酬恩祭として雄牛をささげさせた。その時モーセはその血の半ばを取って、鉢に入れ、また、その血の半ばを祭壇に注ぎかけた。そして契約の書を取って、これを民に読み聞かせた。すると、彼らは答えて言った、『わたしたちは主が仰せられたことを皆、従順に行います』。そこでモーセはその血を取って、民に注ぎかけ、そして言った、『見よ、これは主がこれらのすべての言葉に基いて、あなたがたと結ばれる契約の血である』」(出エジプト24:4~8)。