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天地わたる手帖

ほがらかに、おおらかに

ひこばえ句会参加の諸君へ

2019-03-06 05:38:59 | 句会


ひこばえ句会が3日後となりました。句の準備はできていますか。宿題の疑問・推量の句はものにしましたか。
今度の土曜日、あらたに3名のかたが参戦します。
皆さん、楽しい4時間にしましょう。句会は参加者ひとりひとりがつくるもの。そのもとは、むろんいい句です


こんなこと言って、小生の句が目も当てられなかったらどうしよう。



 

ひこばえ句会は3月9日(土)です

2019-03-03 23:57:26 | 句会


【日時】3月9日(土)13:00~17:00

【会場】田無公民館(2階、第1会議室)
西武新宿線・田無駅を南口へ出て約250m


【出句数】1~8句
当季雑詠(あらかじめ短冊に書いてきてください)


【参加料】1000円
会員制ではありません。どなたでも参加できます。見学も可ですがそれより1句持って参加を。
はじめて参加する方は当ブログに書き込みをするか、youyouhiker@jcom.home.ne.jpへ連絡を。



【指導者】天地わたる(鷹同人)

【冒頭講義】否定の句を書く(4月例会の宿題)
藤田湘子『実作俳句入門』155ページから否定の例句
提げ来るは柿にはあらず烏瓜  富安風生
この句を湘子は「はじめ柿かなと思ったのは何の根拠もなくそう思ったのではない。秋の秋で、鈴生りの柿が二本三本とあちこちに見られる田園風景が、作者の周囲にひろがっているからだろうと想像される」と鑑賞する。否定の背後にそれがあるから奥行が出た、と評価する。
羅(うすもの)をゆるやかに著(き)て崩れざる  松本たかし
この句を湘子はなまめかしいと思ったという。それは「ゆるやかに著て」から感じたというより「崩れざる」からだという。「崩れざる」のうしろに、ともすれば崩れそうな所作もあるし、またそれを期待しているような作者の心もうかがえる、としている。
ほかに湘子が挙げた否定の句を輪読して味わう。


【宿題の1句お忘れなく】
先月出した宿題:疑問か推量で1句書く。
疑問の句<白樺を幽かに霧のゆく音か 水原秋桜子>、推量の句<弾初の灯ともしごろとなりけるや 久保田万太郎>にならい、どちらかのスタイルに挑戦して成果を発表する。


【基本姿勢】
俳句は一世代30年は持ってほしいと考えます。<春の海ひねもすのたりのたり哉 蕪村>は地球に清浄な海がありかぎり生きる句でしょう。普遍性のあるタフな俳句を目指します。
厳しく、明るく、笑いのある句会、全員が何でも発言できる句会をめざします。<ほがらかに、おおらかに>をモットーに人と和し、森羅万象を自由に駆け巡りましょう。


【句会後の歓談】
いつもジョナサンに軽い飲食をします。ご希望の方はどうぞ。句会以上に勉強になるという人もいます。

句座の名前を早く覚えたい

2019-02-26 18:15:29 | 句会


きのうの世田谷の老人ホームで初めてお会いした12名の方々。反省はお一人の名前しか覚えていないことである。
その一人はえらく話好きだったので名前を聞く機会があった。それがまた珍しかったので漢字を伺ったりすることでしかと記憶した。
しかしほかの11名の方は覚えていない。
ぼくの想定していた参加者は最高で7名であった。これくらいだと1時間のうちにお名前を聞くチャンスがあり名前と親しくなれただろう。12名という数がぼくを混乱させておのおのの名前を知るという意識を麻痺させたのだと思う。
次回は必ず一枚の紙におのおのの名前を筆記したものを頂こう。筆跡は人柄を端的に表すから記憶を助ける。お名前のわきにその人の特徴などをメモすることで短時間で人の名前は覚えられる。
人の名前をすばやく覚えること。これが句会を運営する者の必須の心得であろう。その点先日の句会運営は裏投げを食らった心地だ。
次回のテーマは全員の名前の把握に全力で取り組みたい。


入学や名を呼ばれたる目の光 わたる


撮影地:二子玉川駅ホーム